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テスラCEO、イーロン・マスクが「25,000ドルの」モデル2をドイツでも生産すると明言。加えてセミ(トラック)をドイツで生産する計画も

2024/03/16

テスラ

| いまテスラにもっとも望まれるのはこの「モデル2」である |

多くの自動車メーカーがこの価格帯のEVを目指している以上、競争に遅れを取るわけにはゆかない

さて、テスラにはここ最近あまりいい話がなく、さらには「ドイツのギガファクトリーが放火される」などのネガティブな話題も。

そして今回、テスラCEO、イーロン・マスク氏が明確に語ったのが「(モデル2と言われる)25,000ドルのEVがドイツのベルリン工場で生産されること、そしてセミ(トラック)もまたベルリン工場にて生産される可能性が高い」ということ。

これはイーロン・マスクCEOが「放火」という尋常ならざる事件の影響によって意気消沈してしまったベルリン工場に従業員を鼓舞するために行った訪問の際に語られた内容だとして報じられています。

ただし「モデル2」の発売時期は未だ不明

イーロン・マスクCEOは現地にて行われた従業員との会話の中で「長期的には(モデル2が)間違いなくベルリンにて生産される」と語ったものの、具体的な計画に関する追加の詳細は明らかにしておらず、よっていつ生産が開始されるのかはナゾのまま。

テスラはこのモデル2に対してずいぶん長い時間をかけて開発を行っており、少し前の予定では「2025年から生産が開始される」と言われていましたが、最近の報道では(テスラの工場を訪れたアナリストの弁として)「2027年にならないと生産が本格化しない」というものも。

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ちなみにこの「モデル2」はロボタクシーとして機能するレベルの自律運転機能を持つとされ、しかし現在の技術レベルを考慮するならば2025年はもちろん、2027年でも自律運転を実現することは非常に難しいものと思われます。

加えてこのモデル2は米国(テキサス)で生産が行われることが明かされており、よって少なくとも「テキサスとベルリン」にて製造されることは間違いなく、そしておそらくはテスラの主要市場である中国においても生産がなされることになるのかも。

そして現在「25,000ドル」というのはEVを普及させるためのひとつのラインだと認識されており、フォルクスワーゲンもこの価格を実現させるために多大な投資を行っており、ルノーは(25,000ドルに届かないまでも)25,000ユーロの新型ルノー5 E-Techを発表したばかり。

よって「2027年」というのは他社との競争を考えるならば「遅きに失する」タイミングであるとも考えられ、今もっともテスラに望まれるのは「少しでも早く、このモデル2を発売すること」なのかもしれません。

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テスラのベルリン工場に話を戻すと、テスラは現在の敷地面積を拡張する意向を持っており、貨物用の駅、倉庫などを建設するために近隣の森を伐採することを検討しているものの、環境活動家らはこの計画に猛烈な反対を表明し、森林を守る(テスラの作業を妨害する)ため、意図的に森林の中の3軒の家に住み始めたメンバーもいると報じられています(工場から汚染された水を排出していると避難されたことがあり、それ以来環境活動家には目の敵にされている)。

なお、セミについては現在少量のみがテキサスにて生産されており、しかしイーロン・マスクCEOは需要の高い欧州で生産することは「理にかなっている」と述べ、これによってセミの生産台数を増やしたいと考えているようですね。

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参照:Handelsblatt

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