アップルとヒュンダイ/キアが提携交渉中断！おかげでヒュンダイ/キアの株価が大きく下がるも両社幹部はかなり儲けた可能性がありそう

｜　アップルは日本の自動車メーカーと交渉の場を持ったと言われるが　｜

さて、先々週あたりから大きな話題となっているアップルカー。

最初はアップルの下請け企業が「アップルカー製造準備のための」パーツを用意するようにアップルから通達があったという話に始まり、次は「ヒュンダイとの提携交渉」。

ただ、このヒュンダイとの提携交渉については「アップルが意図しない、ヒュンダイ側の一方的な情報公開」であったようで、この報道の直後にヒュンダイは自ら行った「アップルと提携交渉中」という発言をあわてて訂正することとなっています。

アップルはヒュンダイに対して怒り心頭？

なお、最初にヒュンダイが「アップルと提携の交渉を進めている」と漏らし、その後修正に走った背景については「アップルからのクレーム」があったと考えて良さそう。

アップルは情報漏えいに対して非常に厳しい会社ですが、発売前製品のちょっとしたリークならともなく、「提携」という非常に大きなビジネス事情について勝手に漏らされることに対して強い反発を覚えたであろうことは容易に想像できます。

ちなみにその後「ヒュンダイとの提携」という話はヒュンダイグループに属するキアとの提携という方向へと向かっており、これらによってヒュンダイの株価は25％ほど、キアの株価は60％ほど上昇することに。

アップルはヒュンダイとの交渉を中断したとの報道

ただ、アップルの怒りはそこで収まらなかったようで、2月7日あたりから複数メディアにて「アップルがヒュンダイとの提携についての交渉を中断した」という話も。

これについて、ビジネスの基本を無視したということで当然の流れだとは考えているものの、当然ながらヒュンダイとキアの株式は大きく値下がりすることとなっています。

そしてぼくがここで思うのは、ヒュンダイそしてキアの「アップルとの提携話」をリークしたのはヒュンダイの幹部たちであり、株価を上昇させて自身の持っている資産を増やしたかったんじゃないかということ。

もちろんこれは推測にしか過ぎないものの、もしヒュンダイの幹部たちが「株価上昇後に」自身の保有する株式を売却していたとしたら株価操作そしてインサイダー取引だと言われても仕方がなく、大量の逮捕者が出るのかもしれません。

日本の自動車メーカーとの交渉も行われていると言われるが

なお、アップルは「アップルカー」の生産についてはヒュンダイ/キアのみではなく、世界中の自動車メーカーとの交渉を行っているとされ、その中には日本の自動車メーカーも含まれる、とも。

ただ、日本の自動車メーカーはどちらかというと電気自動車に対しては遅れ気味の感があり、インターフェースそしてインフォテイメントシステムについても最先端とはいい難い、と感じています。

これからの電気自動車は「走る家電化」することになると思われるものの、日本の電化製品とくに通信機器は「ガラパゴス化」によって世界の表舞台から追いやれられたものが多く、よってアップルとは話が合わない可能性もありそうですね。

合わせて読みたい、アップルカー関連投稿

参照：Hankyore, 中央日報