
| 800馬力V8ターボを積む新世代スーパーカーの全貌 |
ジェネシスはとんでもなく本気である
高級SUVやセダンというラインナップを通じてプレミアムブランドとしての地位を固めてきたジェネシス(Genesis)ではありますが、いま最も熱い視線を浴びているのがハイパフォーマンスライン「Magma(マグマ)」プロジェクトです。
そして今回、そのフラッグシップとなるミッドシップスーパースポーツ「Magma GT Concept(マグマGT コンセプト)」が、イタリアで開催されたイベント「Tutto Bene Hillclimb」に登場し、実際に快音を響かせて走行する姿を披露したとして大きな話題に。
単なる展示用のコンセプトモデルにとどまらない、市販化に向けた本気度の高さと秘められたハイスペックについて見てみましょう。
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この記事の要約
- 韓国の高級車ブランド「ジェネシス」初のミッドシップクーペ「Magma GT Concept」がイタリアのヒルクライムイベントで実走行を披露
- パワートレインにはWEC(世界耐久選手権)を戦うLMDhレーシングカー由来の3.2L V8ツインターボエンジンを搭載
- 最高出力は最大800馬力に達するとされ、ハイブリッド非搭載仕様でシボレー・コルベットやフェラーリ296 GTBへの対抗を見据える
Magma GT Conceptの概要
Magma GT Conceptは、アストンマーティンを思わせる流麗かつエキゾチックなスタイリングを纏ったジェネシス初のミッドシップクーペ。
世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに参戦するレーシングカー「GMR-001」のノウハウが惜しみなく投入されたことでも知られますが、今回のヒルクライムでは、同ブランドの過激なオフロードコンセプト「X Skorpio Concept(X スコルピオ コンセプト)」とともに走行を披露し、その高い運動性能と走りのポテンシャルを証明することとなっています。
将来的にはロードスターモデルやトラック専用車、GT3レースへの参戦車両など、多角的なバリエーション展開も期待されている一台ではありますが、動画を観る限り、コンセプトといえど「かなり高いレベルの仕上がり」を持っているようですね。
特徴・スペック・デザイン
Magma GT Conceptの最大のハイライトは、ミッドシップに縦置き配置された強力なパワートレインで、搭載される3.2L V8ツインターボはWRC(世界ラリー選手権)を戦う「i20 N WRC」の1.6L直列4気筒エンジンのパーツをベースに新開発されたユニットです。
過酷なモータースポーツの現場で鍛え上げられた技術が市販モデルへ直結しており、排気音やレスポンスを含めて極上のフィーリングを演出するというわけですね。
| 項目 | 詳細スペック・性能(推定値含む) |
| ボディタイプ | ミッドシップ 2ドアクーペ |
| エンジン | 3.2L V8 ガソリンツインターボ |
| 最高出力 | 最大 800 hp(約811 PS) |
| 駆動方式 | MR(ミッドシップエンジン・後輪駆動) |
| 電動化 | 非ハイブリッド仕様(純内燃機関) |
| エンジンのルーツ | ヒョンデ i20 N WRCの1.6L 4気筒技術&GMR-001 LMDhレーサー |

競合比較・市場での位置付け
市販化が実現した場合、Magma GT Conceptは世界の本格派スーパーカー市場へダイレクトに参入することになり・・・。
- シボレー・コルベット Z06(C8)との比較:ミッドシップレイアウトと高回転型V8エンジンというパッケージングにおいて、最も直接的なライバルに。アメリカンV8に対抗するアジア発のハイエンドV8として、先進的なスタイリングと高級感あふれるインテリアで差別化を図る
- フェラーリ 296 GTB / マクラーレン アートゥーラとの比較:欧州の最新スーパーカー勢がV6プラグインハイブリッド(PHEV)へ舵を切る中、Magma GTは純内燃機関の800馬力V8で勝負を挑む点が大きな特徴。純粋なエンジンフィーリングや軽量化を重視するプレミアム層にとって、非常に魅力的な選択肢となることが予想される
- GR GTとの比較:GR GTは「フロントエンジン」車であり、同じV8エンジン搭載車といえど直接比較はできないものの、公道のみ成らずGT3クラス(レース)での激突が予想され、アジアンブランドとして比較される可能性も。しかしジェネシスは「プレミアムブランドらしい」内外装で差異をアピール

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補足情報
自動車業界におけるコンセプトカーの多くは、電動パワートレインや展示用シャーシを流用した「走らないモデル」であることが珍しくはなく、しかし、今回のイタリアでの走行パフォーマンスにより、マグマ GTが”走れる実車”として高い完成度を備えていることが証明されることに。
最新の市場でのウワサによると、ロードモデルとしての市販化は2027年〜2028年頃になると予想され、モータースポーツ(LMDhやGT3)での開発実績をロードカーへ還元する実証実験が順調に進んでいることからも、市販モデルの登場は「時間の問題」と言えそうですね。
なお、上述のように同イベントではジェネシス「X スコルピオ コンセプト」も走行しており、これは今年ぼくがもっとも驚かされたクルマです(これまた笑うしかないレベルの轟音である)。
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結論
ジェネシス Magma GT Conceptは、ブランドのイメージを「ラグジュアリー」から「ハイパフォーマンス・スーパースポーツ」へと昇華させる重要な鍵を握る1台。
レース由来の3.2L V8ツインターボエンジンをミッドシップに積み、最大800馬力を引き出す純ガソリンスーパーカーとしての登場が現実味を帯びている昨今ではありますが、コルベットや欧州ハイパーカーに挑む新たな選択肢として今後の市販化発表から目が離せない、といったところです。
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