｜ 今後、値が上がることはあっても下がることはないと思われる ｜
高級品売買情報サイト、ジェームズ・エディションにて、超レアなメルセデス・ベンツSLRマクラーレン・スターリング・モス販売情報が掲載中。
メルセデス・ベンツSLRマクラーレン”スターリング・モス”はSLRマクラーレンのバリエーションのひとつで、もっとも最後（2009年）に発売されたシリーズのひとつ。
なお、メルセデス・ベンツSLRマクラーレンのバリエーションには、高性能バージョンの「SLRマクラーレン722エディション（2006）」、オープンモデルの「SLRマクラーレンロードスター（2007）」、「SLRマクラーレン722エディション（2009）」、サーキット走行専用モデルの「SLRマクラーレン722GT」、そして今回紹介するSLRスターリングモス（2009）」が存在します。
今は実現不可能だと思われる「メルセデス・ベンツ×マクラーレン」のコラボレーション
メルセデス・ベンツSLRマクラーレンは文字通りメルセデス・ベンツとマクラーレンとのコラボによって誕生した車ですが、1955年の300SLRを現代に復活させたとも言えるスーパーカー（今はF1においてライバル関係にあり、もうこのコラボは実現しそうにない）。
エンジンはAMG製の専用機（5.4L/V8スーパーチャージャー）で626馬力を発生しますが、このスターリング・モスについては650馬力のハイパワー版が搭載され、0−100キロ加速はわずか3.5秒（トランスミッションは5AT）。
見ての通りフロントウインドウのないクラシカルなロードスターで、非常に美しいスタイルを持っています。
今回の販売価格は約2億8000万円（新車価格は1億円くらい）と高価ではあるものの、今後値が上がりそうな気配もあり、かつめったに売り物が出ないクルマということを考えると、ある意味ではお買い得なのかもしれません。
この個体は走行距離わずか507キロと非常に少なく、現在はドバイに在庫があるとされ、その前にはドイツ、スペインにて保管されていたこともあり、CM撮影のためにミカ・ハッキネンがドライブしたという経歴を持つ、と記されています。
メンテナンス履歴もしっかり残っており、付属品としてはトノカバー、ゴーグル他新車時のアクセサリーなどが揃うようですね。
メルセデス・ベンツSLRマクラーレン・スターリング・モスの付属品はこんな感じ
なお、以前にスーパーカーブロンディさんが試乗した際にはこんな付属品（レザー製キャップ、オークリー製ゴーグル）を紹介。
そのほか「隠れた場所にあるドアノブ」など見どころ満載のレビューとなっています。
【動画】スーパーカーブロンディ、世界限定75台のメルセデスSLRスターリングモスに乗る。ウインドウがないためキャップとゴーグル必須
スターリング・モスって？
スターリング・モス（存命、御年90歳）は英国のレーシングドライバーで、主にF1にて活躍。
メルセデスやロータスはじめいくつかのチームで走っていますが、イギリスのチームにこだわる傾向かあったこと、そしてトップレベルのメジャーチームを選ばなかったこと（フェラーリに乗るチャンスもあった）からチャンピオンを獲得することは一度もなく、しかしその優れた運転技術から「無冠の帝王」と呼ばれることも。
レース活動を退いた後も、様々な場に登場したりコメントを発していたものの、2018年には公の場からも引退が発表されています。
VIA:James Edition