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ケーニグセグがジュネーブに「500km/h」を突破するハイパーカー、”ミッション500”を展示とのウワサ。世界最高速王座からブガッティを引きずり下ろす準備を開始

2020/01/27

| 仁義なき戦い第二章がはじまる |

ケーニグセグが今年のジュネーブ・モーターショーにて、時速500キロを突破する「ミッション500(仮称)」を出展する、とのウワサ。
なお、ブガッティは昨年の夏に「シロン・スーパースポーツ300+」にて、ケーニグセグが「アゲーラRS」で記録した”公式”世界最速記録である444km/hを大きく超える489.484km/hを記録していますが、このケーニグセグ・ミッション500はブガッティに対する一種の回答だと考えて良さそう。

なお、ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+の記録はTUVによって担保されているものの、ギネスによる「同じコースを往復で走らないといけない」という要件を満たしておらず、よって現在でもギネス上の最速記録ホルダーはケーニグセグのままとなっています。

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ブガッティはもうケーニグセグと不毛な争いをする気はない

ちなみにブガッティがギネス認定を取らなかったのは「最高速という数字だけを競うのは不毛だから」。
これまでもケーニグセグ、そしてブガッティは「抜きつ抜かれつ」の攻防を繰り広げてきたものの、ブガッティは今後「芸術性」を高める方向へとシフトすると発表しています。

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ただしなんらかの「実力」を示さないと”勝負から逃げた”と捉えられかねないため、最後に前人未到の記録を残したということになりそう。
加えて、ギネスではなくTUVによる承認を選んだのは、「もうケーニグセグと同じ場で争いたくない」というメッセージなのでしょうね。

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今後最高速争いは新たなメンツにて

しかしケーニグセグとしては「勝ち逃げ許すまじ」「気分悪いわー」というのが偽らざる心境だと見え、ブガッティがこの記録を出した瞬間から対抗心をむき出しにしており、おそらくはジェスコのハードコア版にてこれに対抗することになりますが、もうブガッティはこれに応じないということになり、今後の競争相手はヘネシー・ヴェノムF5、そしてSSCトゥアタラ。

両方とも日本に住むぼくらには聞き慣れないクルマですが、ヘネシーはかつて「ヴェノムGT」でブガッティ・ヴェイロンの速度記録を破ったことがあり、「ヴェノムF5」はその最新モデル(現在開発中)。

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そしてSSCもかつては「アルティメット・エアロ」にて世界最速ギネス記録王者に輝いており、こちらの最新モデルが「トゥアタラ」。

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まだまだこれらハイパーカーが実際に走るのは先になりそうですが、「時速500キロ」の戦いが繰り広げられるのを楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに現在の「最速記録(ギネス問わず)」TOP5は下記の通り。

ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+(304.773 /489.484キロ)
ケーニグセグ・アゲーラRS(時速277マイル/444キロ)
ヘネシー・ヴェノムGT(時速270マイル/434キロ)
ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ(時速263マイル/423キロ)
SSCアルティメイト・エアロ(時速256マイル/412キロ)

VIA: TheSupercarBlog

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