| なおドライバーは31歳(女)、事故後には平然と逃走を試みる |
アメリカではよく聞く「街なかでの暴走による自動車事故」ですが、まさかの日本しかも東京都内で、というニュース。
しかも暴走したクルマが一般車と衝突した上、歩行者とも接触し、その歩行者が亡くなってしまったと報じられています。
運転していたのは自称「飲食店店員」の31歳(女性)で、動画を見る限りでは、メルセデス・ベンツSLを運転していたようですね。
報道によると、5月20日の午後0時50分ごろに東京都大田区にて、職務質問を受けた31歳の女の運転するメルセデス・ベンツSLが逃走し、パトカーから追跡をうける中、クルマをコントロールしきれずに植え込みに激突し、他車や歩行者を巻き込んでしまったというもの。
なお、現在の容疑は道交法違反(信号無視)とのことですが、調査が進むにつれ、ここに様々な容疑が加わってゆくものと思われます。
ニュースサイトでは一般車から見たメルセデス・ベンツSLの映像が紹介されていて、それを見るとまさに「暴走」としか言いようがなく、相当なスピードが出ているように思われます。
そしてテロップでは「高級外車」。
なぜか「メルセデス・ベンツ」という名称が使用されておらず、これは方方(スポンサー?)に配慮したのか、それともメルセデス・ベンツではニュースバリューが低いと判断されたのかは不明。
これが「ポルシェ」「フェラーリ」「ランボルギーニ」だと、そのメーカー名が全面に押し出されるところです。
なお、驚くのは、これだけクルマが大破しているのに、運転していた女性が無傷、かつ普通に行動していること(通行人をはねてしまったという自覚があると思われるが、それでも逃げているのであれば救いようがない)。
エアバッグも展開しているはずですがマスクも外れておらず(一旦外れたマスクを装着し直したのであれば相当な冷静さでもある)、かつ普通に歩いていて、このあたりは「さすが(高い安全性を誇る)メルセデス・ベンツ」なのかも。
事故後には車外に出て、近所にあるマンションへと逃げ込もうとしたと報じられており、しかし1件目ではロックされていて入れず、そしてこちらの映像は逃げ込んだ別のマンションでの防犯カメラ映像。
バッグを持って車外に出ていることが確認でき、事故直後にしては驚くべき判断力だと言えそうです(エレベーターを待つが、エレベーターが来ないので、とっさに階段に切り替えてマンションの中に逃げ込んでいる)。
ただしその後はあえなく警察に逮捕され、そのまま護送されることになりますが、容疑者は「職務質問を受けて、車を急発進したのは覚えているが、その後のことは覚えていない」などと話をしているようですね。
すでに実名(中川真理紗)も報道されているので、ネット上では勤務先含む様々な個人情報が出ているとは思われ、かつあることないことが書かれることになりそうですが、都内にて白昼堂々の逃走劇、そして事故の挙げ句死人を出してしまったという近年まれに見る悪質な事件だけに、その責任を追求されるのは自業自得としかいいようがありません。
なお、事故現場にはブレーキをかけた跡がなかったといい、取り調べに対しては「薬を飲み過ぎた」という供述も行っているため、薬物による影響も考えられる、と一部で報じられています(逃亡の直前には”路上で人がフラフラしている”という通報があったようだ)。
https://www.youtube.com/watch?v=BWy361djRwY&feature=emb_logo参照:FNN Prime, KyodoNews