ホットウィールがJ.J.エイブラムスの制作によって映画化決定！「想像力、情熱、そしてリスクを恐れない精神を表現する」

｜ マテル社ではほかにも「バービー」の映画化が進んでおり、「ホットウィールとバービーとのコラボ」もマーベル・ユニバースのように実現しそう ｜

現代では映画が完全にプロモーションの手段となってしまったようでちょっと悲しい

さて、ワーナー・ブラザーズ、そして映画監督J.J.エイブラムスが主宰する映画制作会社バッド・ロボットとが共同にて、ホットウィールを題材にした実写映画を制作すると発表。

公開されたプレスリリースによると、ストーリーなど詳細は不明ではあるものの、この映画には「世界で最もホットでスマートなクルマ、モンスタートラック、オートバイ」が登場するとされ、ホットウィールの54年の歴史では「初」となります。

ちなみにホットウィールの映画化については数年前にも一度話題となり、その際には「ワイルド・スピード」シリーズで監督を努めた、ジャスティン・リンがメガホンを取るのでは、と報じられていますね。

J.J.エイブラムスというと「破壊しまくる」イメージがあるが

なお、J.J.エイブラムスというと「アルマゲドン」「ミッション・インポッシブル（M:I:III / フォールアウト）」「スタートレックシリーズ」「スーパー8」「クローバーフィールド / HAKAISHA「スター・ウォーズ（フォースの覚醒 / スカイウォーカーの夜明け）」といった作品を手掛けたことで知られますが、とにかく（作中で）破壊しまくるというイメージがあり、今後製作が予定される「君の名は」のハリウッド版についても、隕石が落ちてくるところがメインに描かれるんじゃないかと思ったり。

マテル・フィルムズのエグゼクティブ・プロデューサー、ロビー・ブレナー氏によると「カーカルチャーのグローバル・リーダーとして、ホットウィールは何世代にもわたって自動車ファンのチャレンジ精神に火をつけてきました。J.J.エイブラムス率いるバッド・ロボットの素晴らしい才能が、ワーナー・ブラザース映画と共に、ホットウィールをスリリングな物語に変換し、大きなスクリーンに登場させることで、あらゆる世代のファンが人生を楽しむことができるでしょう。ホットウィールが今日のように世界的に有名になるということは、南カリフォルニアの自宅ガレージにておもちゃのクルマを発明し、それを作っていたエリオット・ハンドラーの夢でした。この映画では、その想像力、情熱、そしてリスクを恐れない精神を表現したいのです」とコメント。

ホットウィールは当然ながらこの映画によって幅広い世代を巻き込み、（年間80億個も売れている）ホットウィール製品をさらに販売してゆきたいのだと考えられますが、そのためには「シリーズ化」も当然考えているものと思われ、そして多くの年代の人々が感情移入できるような作品となりそうですね（よって伝記映画のようなものにはならないと思われる）。

ホットウィールは積極的に異分野へも進出

ホットウィールはこの映画に加え、ビデオゲーム「Hot Wheels Unleashed」をリリースしており、フェンダー社とのコラボによる16本限定のギターを制作したほか、エレクトリックバイクも発売するなど、今までにないジャンルへと進出しています。

これはまさに「シュプリームとリモワ」のような感じで異業種同士が手を組み、両者の顧客をお互いへと流入させる構造にもよく似ていますが、そう考えると（ルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループにつき、グループ内コラボによって相乗効果を出しているがごとく）マテル内でのコラボが行われ、「ホットウィール x バービー」「ホットウィール x きかんしゃトーマス」「ホットウィール x ジュラシック・ワールド」といった奇想天外な作品が次々生み出されるのかもしれません。※現時点ではマテル社の持つブランドは単独で映画化が進行しており、「バービー」はマーゴット・ロビー主演にて制作がなされている

合わせて読みたい、ホットウィール関連投稿