| やっぱり中国は次元が違うな |
機会があればぜひ走ってみたいものだ
さて、とにかくなんでも規格外な中国ですが、新疆ウイグル自治区にあるワインディングロード(盘龙古道)が話題に。
これは全長75キロ、ヘアピンカーブ600個、場所によっては標高4100メートル以上というトンデモナイ道路で、しかしこれは近隣住人の生活道路だといい、この道がないと山の向こう行くことができず、よって地元の人にとっては大変ありがたい存在ということになりそうです。
ちなみにこういったワインディングロードだと、やはり中国は湖南省の天門山(ミラクル・ロード)が有名ですが、こちらはカーブの数99、全長10.9キロなので、今回の盘龙古道のほうがはるかに長く険しいということになりますね。
その環境は想像以上に過酷だった
こちらがその盘龙古道。
まずは真っ直ぐな道からはじまり、次第にカーブへと繋がります。
もっともカーブが強いところはこんな感じ。
そしてガードレールはなく、「杭」が打たれるのみ。
下から見るとこう。
上から見るとこう。
カーブだけではなくアップダウンも厳しく、クルマには相当な負担がかかりそうですね。
そしてところどころ道路が崩れており、夜間だと街灯がないため、走行には細心の注意を要しそう。
実際に盘龙古道を走ってみたユーチューバーも
なお、中国でもけっこうこの盘龙古道は話題になっており、多くのユーチューバーが挑戦しています。
ちなみに制限速度は時速30キロに抑えられており、7人乗り以上のクルマは走行不可。
途中の景色はなかなかにいい感じ。
道路には石や砂が落ちており、様々な危険にあふれているようですね。
さすがに600ものヘアピンカーブを一気に走り抜けることは難しく、よって所々に休憩所も。
ただ、天候が悪くなると封鎖されてしまうこともあるようです(そうなると、もと来た道を戻るしかない)。
ボクもかつて中国の山岳を走ったことがある
参考までにですが、ぼくは中国西部の山岳をバイクで走破したことがあり(一人で走って二週間くらいかかった)、こういった道路を見るとそのときのことを思い出します。
ちなみにバイクは現地で購入し、購入時に「また戻ってくるので、そのときは買い戻してくれ」と話をまとめての出発。
上りのヘアピンが続く場所ではバスがオーバーヒート気味になっていたりして、ところどころある休憩所ではバスの運転手がエンジンにホースで水をかけている様子もよく見かけます。
ひたすら走って・・・。
標高2896キロ(もうちょっと上まで行った)。
このときはあまりに寒く、バイクのエンジンでかじかんだ手を暖めたことも。
急に舗装路になったり舗装が途切れたりするのですが、舗装があるところだと、農家がとうもろこしの粒や豆などを道路の上に広げて乾燥させているところがあり、それは「ボールベアリングのボールを地面にバラまいているようなもの」なので一瞬で事故につながる可能性が高く、よって基本は「道路の中央」を走ります。
ぼくはけっこうこういった過酷な旅が大好きなのですが、ここ最近はこういった度に出る機会がなく、しかしこの盘龙古道については一度チャレンジしてみたいところでもありますね(できればバイクで走りたい)。
中国の超高難易度ワインディングロード、「盘龙古道」を収めた動画はこちら
参照:, South China Morning Post, 信仰是风景, 开车狂浪