過去には「世界一ギリギリ駐車するギネス記録」や「世界一ジャンプしたギネス記録」などがありましたが、今回は「世界で最も速い速度での片輪走行」のギネス記録更新。
フィンランド出身のスタント・ドライバー、Vesa Kivimaki氏が時速186.269キロで片輪走行を行うという記録を樹立。
同氏によると「記録達成のためにもっとも重要なのはタイヤの耐久性」とのことで、タイヤメーカーのNOKIANと共同開発したスペシャルタイヤで記録に挑戦。
ただし形状は普通のタイヤと一緒で、とくに片輪走行(サイドウィリー)したときに接地面積が広くなるわけではないようです。
通常は4個のタイヤのトレッド面で支える重量を二個のタイヤ、かつショルダー部分で支えるので相当な負担があることは間違いなく、タイヤの耐久性がキーだということに気づくまではかなりの「失敗(転倒)」があったのかもしれません。
ちなみにこの前の記録を持っていたのはスゥエーデン人ドライバーのGoran Eliason氏で、その記録は時速181キロ。
かなりハイレベルの争いですが、やはり車両コントロール技術にかけては北欧の人が抜きん出ているようで、一瞬のミスが大惨事になりかねない状況でのドライビングはさすがとしかいいようがありません。
英国に住む男性とそのチームによってモノホイール・モーターサイクルでの最高速度が樹立されたとのことで、時速109キロ出した様子が動画で公開に。
なおこれまでの記録は米国チームによって樹立された時速91.7キロだそうです。
動画を見ているとかなり不安定で乗り心地が悪そうですが、とりあえず格好良いことだけは間違い無いと思います。
モノホイールというと「ふしぎの海のナディア」や「スチームボーイ」に出てきた車両を思い出しますが、停止から発進時、高速走行からの減速時、そしてもちろんコーナリング時など様々な問題を抱えていそうですね。
ポルシェ・カイエンがギネス記録達成。285トンのエアバスA380を牽引し日産の記録を塗り替える
ポルシェ・カイエンがフランスのシャルル・ド・ゴール空港にて285トンもある「最も重い」旅客機、エアバスA380を引っ張ってみせ、「車で重いものを引っ張る」ギネス記録を更新。
これ以前のギネス記録は日産パトロールの持つ170トンの貨物機だったそうですが、それを115トンも更新することに。
使用されたのは「カイエンSディーゼル」でエンジンは4.1リッターV8。
特別な改造は施されておらず、純正のヒッチメンバーを取り付けているだけとのことですが、驚くべき牽引能力ですね。
なお初代カイエンはデビュー時に「3トン程度の牽引能力がある」とアナウンスされており、これは主に欧州などで豪華クルーザーやヨットを牽引するお金持ちが多いことに対応した仕様だとされています。
なお、今回カイエンSディーゼルで記録更新に成功したのち、ポルシェはガソリンエンジン搭載の「カイエン・ターボS(4.8リッターV8、570馬力)」でも同様にエアバスA380を引っ張ることに成功。
カイエン・ターボSは現在のところ「ニュル最速SUV」ですが、強力な牽引能力も同時に立証されたことになりますね。
ちなみにランドローバーもディスカバリー・スポーツを用いて「100トンの列車を引っ張る」というスタントを実現させていますが、こちらは比較的小さな2リッター(180馬力)エンジンでこれを達成しており、トラクション性能の高さがわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=g-OqEzK4uxg
昨年に中国人のスタントドライバーがミニにて、縦列駐車における前後の距離をどれだけ短縮できるかという記録を更新しましたが、その「8cm」を超える「7.5cm」という記録がフィアット500CとスタントドライバーのAlistair Moffatt氏によって樹立。
ただしまだ正式には認定されていないとのことで、ギネスによる公式認定を待っているところだそうです。
ミニのときもそうでしたが、今回も多数の観客の見守る中での挑戦であり、相当なプレッシャーがありそうですね。
いかに前後の車との距離を少なく、しかもバックで縦列駐車できるかというギネス記録が更新に。
以前の記録は35センチですが今回は34センチ、とわずかに1センチ短縮。
なお前方からの縦列駐車記録もミニ(BMW)によって達成されていたと思いますが、今回はクラシックミニ。
サイドブレーキを使用してスライドさせながら駐車するわけですが、当然真横ではなく少し斜めになりながら隙間に入るわけで、そうなると少しでも幅の狭い車のほうが有利なのでしょうね。
意図したのかどうか、またパリのテロの後に撮られた動画なのか(もしくはドライバーがフランス人なのか)どうかはわかりませんが、車のカラーがトリコロールになっています。
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツが100トンの列車を引っ張る動画。
ディスカバリースポーツのエンジンは2リッター180馬力ということを考慮すると驚嘆すべきパワーとトルクといえますね。
牽引は10キロにわたって行われ、ディスカバリー・スポーツはじつに自身の60倍の質量を持つ物体を牽引していることに。
なおこの「100トン」というのはボーイング757(飛行機)と同じくらいの重量とのことで、VWが2006年にボーイング747を引っ張ってその牽引性能を世に示しています。
ジャガー・ランドローバーにおいてはジャガーFペースの発表時にループを周回してギネス記録を達成したり、と最近のプロモーションにおける規模が大きくなってきていますね。
アメリカ人のアメリカ好きにも困ったもんだ。「デカいアメリカ国旗を車で引っ張る」というギネスが認定
シボレー・シルバラードが「世界一大きなサイズのアメリカ国旗を翻して走る」という意味不明なギネス記録を達成。
これはテキサスのサーキットにて達成されたもので、「旗を地面に最低でも100メートルは触れずに走らなければならない」」というルールまであるようです。
なお旗のサイズは40*80フィート(1フィートは30.48メートル)で、あまりに旗が大きいのでスタート時には20人が旗を持たなければならなかった、とのこと。
このサーキットは全長1.5マイルあるそうですが、シボレー・シルバラードは一度も旗を路面につけることなく4周を走りギネス記録を達成しています。
なおこのシルバラードは2017年モデルとなる市販モデルで(つまり無改造)445馬力を発生する6.6リッターエンジンを搭載し、袖をカットオフしたマッスルな兄貴が乗っていそうな雰囲気ですが、0-100キロ加速が7.1秒というバカにできない俊足振り。
この数値がどれくらいかというと、ミニクーパーSが6.8秒、トヨタ86(フェイスリフト前)で7.4秒、レンジローバー・イヴォークで7.3秒。
アメリカ人のアメリカ好きやトラック好きがよくわかる記録と言えますね。
さらに記録達成後はテキサスの州旗も掲げて走るという地元愛まで披露。
ヘネシー・ヴェノムGTが世界最高速を達成した際にもアメリカ国旗をドライバーが掲げてウイニングランを行っていますが、アメリカ人というのは本当に愛国心が強いのだと感じます。