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結構あるよ品質差。日本車と欧州車の塗装の差異について考える

2016/11/15

ぼくは輸入車に乗ることが多いですが、それはデザイン的理由によるもので、品質については日本車の方が圧倒的に優れる、と考えています。
特に塗装においてそれは顕著で、欧州車に比べると日本車はかなり品質が高いですね。

具体的に言うと、まずは塗膜の強さ。
欧州ではかなり環境に厳しく、早い段階から自動車メーカーは水性塗料を導入していましたが、この水性塗料はかなり弱く、飛び石を食らうと簡単にはがれたりします。

近年では塗装の質も向上しており、2005年くらいからずいぶん強い塗装も増えてきているものの(粉体塗装が普及したこともある)、やはり日本車の方が塗装が強く塗膜が厚く美しいようですね。※油性(ラッカー)塗料を使用した方が綺麗に、かつ強く仕上がるのですが環境負荷が高く、欧州では規制の関係上、水性塗料を使用するケースが多い模様。粉体塗装だと問題は解決できるもののコストが高い

加えて同じく塗装ですが、例えばピンストライプやツートンカラーの場合。
欧州車は(たとえロールスロイスのコーチストライプといえど)これらの境界が曖昧だったり、ちょっとにじんでいたり、マスキングの跡がモロにわかるケースがあります。

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ですが日本車だとこういった塗り分けが非常に美しく、例えば日産ジュークのツートンモデルなどはかなり美しい仕上がりですね。
90年代のトヨタに多かったツートンカラーも同じで、これは相当にレベルの高い仕上がり。
最近だと軽自動車のルーフもツートンのものが増えていますが、A/Cピラーとルーフとの塗り分け部分も高いクオリティを誇ります。

フェラーリやランボルギーニにもこういった塗り分け部分がありますが、正直言うと「日本の軽自動車の方がこれらよりも塗り分けが綺麗」だとぼくは認識しています。

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他に日本車が優れるのは樹脂。
これも恐らく欧州では「再生樹脂の割合」が指定されていると思われ、樹脂の材質そのものがあまり良くない(再生樹脂がかなり混じっている)模様。
よって、樹脂があまりしならなかったり、パネル取外し時にファスナーが割れたりといったことが起きるわけですが、日本車だと樹脂の柔軟性が高く、まず破損することはないと(経験上)認識しています。

これらは国の規制によるものだったり、どこを重視するかという差異によるものであって、一概に(一つの視点から)良し悪しを論じることはできない、と考えています。
要はそれぞれの製品が設計されたりデザインされたり作られた背景について考えることが重要で、それらを理解して乗れば何も問題はない、と思うのですね。

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