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現代の車は大きくなりすぎ→駐車場への出し入れが困難になり駐車場での事故が増加

2016/12/05

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現在車のサイズはどんどん大きくなっていますが、それに伴い駐車場での事故も増えている模様。
イギリスの統計では自動車事故の30.85%が駐車場によるもの、とのこと。
これは直近で8%の増加となり、一部SUVやサルーンが既に(一台分の)駐車スペースのサイズを超えている事も関係しているようです。

なおイギリスでは車の長さを「4800ミリまで」を通常の範囲としており、よってこれに従って駐車場は設計されていると思いますが、今やこのサイズを超える車はザラ。
テスラ・モデルSやモデルX、マセラティ・クワトロポルテ、ポルシェ・パナメーラ、メルセデス・ベンツSクラス、BMW7シリーズなどは5メートルに達するサイズですが、こう言った高額車両ではなくオペル・インシグニアやフォード・モンデオといった大衆クラスでも最新モデルだと4800ミリを大きく超えているようです。

同じように英国政府が定める「駐車スペースの幅」は2.4メートルとのことですが、これは1900ミリを超える車が多い現代では「小さすぎ」。
こう言った現状が多くの問題を引き起こしているようで、しかし自動車の大型化は止めようもなく(中国が大型の車を好むので)、駐車スペースの方を改善するしかなさそうですね。

日本においてもこれは同様で、例えばホテルであっても設計の古いヒルトン(大阪)などは一台あたりのスペースがかなり狭く、そのため一部従来の駐車スペースを修正した、大きな車向けの駐車スペースも存在します。
加えて阪急インターナショナルホテルは致命的に駐車スペースの幅が狭く、「入れたくない駐車場」の一つ。

ぼくが今車を購入しようとして一番きにするのはその「サイズ」で(日常的に、どこにでも乗って行くので)、例えば有力な候補であるテスラ・モデルXは幅1950、長さ5000ミリ程度であり、これが購入の妨げとなっているのは否めません。
他にも欲しい車だとレンジローバー・イヴォーク、ポルシェ・マカンなどがありますが、これらは軒並み幅1900ミリオーバー(加えて、最近の車は走行安定性を考慮してボディの幅に対するタイヤの位置が”より外に”なっており、パレット式立体駐車場においては車の幅が同じでも、より駐車時にはタイトになってきている)。

価格面からではなく、日常性という点でもう少し小さい車を各社出してくれればなあ、とは思いますが、この世界的な(中国重視の)流れから行くと、それを望んだとしても願いが叶えられる可能性は薄そうです。

さらにはこのまま巨大化が進んで行くと、自動運転によって走行中の事故は減るかもしれませんが、駐車場での事故は増えそうであり、一旦は事故が減って喜んでいた保険会社にとって新たな悩みの種が増えそうです(サイズも保険の料金設定に関係してくるかも)。

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