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「超」高級会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB(ザ・マガリガワ・クラブ)へ(1)!そのピットレーンやクラブハウスを見てみよう

2023/05/21

「超」高級会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB(ザ・マガリガワ・クラブ)へ(1)!そのピットレーンやクラブハウスを見てみよう

| THE MAGARIGAWA CLUBの運営はコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド、場所は千葉県南房総市 |

会員権の高額さが先行して報じられるが、正直この内容で3600万円であれば「安い」と思う

さて、ありがたいことにアジア初の高級会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」に招いていただき、グランドオープン前の施設を見学させていただけることに。

このTHE MAGARIGAWA(曲川=マガリガワ)CLUBは、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが千葉県南房総市に開業するサーキットを内包するリゾート施設。

ぼくがあえて「リゾート施設」と呼称するのは、このTHE MAGARIGAWA CLUBが単なる「プライベートサーキット」ではないからで、ここでその内容を紹介したいと思います。

THE MAGARIGAWA CLUBはこんな施設

このTHE MAGARIGAWA CLUBの所在地は上述の通り南房総市にあり、東京からだと東京湾アクアラインを利用して(都心から)渋滞がなければ約1時間ほどの道のりです。※Google Mapはこちら

遠隔地からだと新幹線で東京駅へ、もしくは飛行機で羽田空港へと行き、そこからレンタカーを借りると良いかもしれません。

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そして高速道路を降りるとコンビニ(ローソンとセブンイレブンがある)、そして道の駅などがあり、けっこう便利な立地だと思います(多くのサーキットは道中になかなかコンビニがなかったりする)。

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そして正面に見える重厚な、そして和風なゲートを潜りますが、この時点でもう「通常のサーキットではない」ということがわかりますね。

そこからさらにクラブハウスの方へと登ってゆくと、建設中のヘリポート(個人がマイヘリコプターでやってくるほか、ドクターヘリの使用も想定)、雨水用の貯水池(ダムのようなもの)もあり、思ったよりもずっと大きな規模に驚かされ・・・。

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さらに驚くのはこの「会員用の車両保管ガレージ(とんでもなく大きい)」。

内部は「秘密」なので画像はありませんが、2フロア、そしてそれぞれにはリフト付き収納スペースがあり、そしてなんと空調つき。

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そしてその横には整備を行うワークショップも。

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7月のグランドオープンに向けてまだまだ工事が続いている状態ですが、その奥に見える黒い建物がクラブハウス(工事用車両がたくさん停まっている)。

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そしてクラブハウスの中にはピットレーン。

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このピットレーンは最大で36台を駐車でき、なんと冷暖房完備(出入り口には高速シャッターを使用している)。

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両サイドにはゆっくりくつろげるテーブルやソファがあり・・・。

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サーキットの様子を映し出すモニターも備わっています。

ピットレーンというよりは、高級ホテルのエントランスといった感じですね。

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ちなみにこれらポルシェ・ケイマン(718 GT4、987)、ボクスター(987)はトレーニングに使用する車両なのだそう。

THE MAGARIGAWA CLUBのオーナーはプロドライバーからの指導を受けることができ、自身のスキルを磨くことも可能です。

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もちろんタイム計測も可能ですが、「抜いた抜かれた」「誰よりも速いタイムを出した」ということを競う類の施設ではなく、あくまでも自分が楽しく走ることができ、あるいは自分が設定した目標達成に向けて自身と向き合う、という人が理想的なオーナー像なのだと思われます。

よって、走行する車種に「制限」はなく、たとえばマツダ・ロードスターやトヨタ86、もしくはシビック・タイプRといったクルマを極限まで軽量化してここにクルマを預けておく(つまり公道を走らない)、といった楽しみ方もできそうですね。

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THE MAGARIGAWA CLUBのテーマは「無為自然」

そしてエントランスへと向かうと、こういった落ち着いた色調のつくりが目に入ります。

カラーとしてはブラウン、グリーン、そしてグレーが使用されていて(それぞれ木、樹木や植物、石を表現しているように思う)しかし場所によって色味や素材、加工が変えられているように見受けられます。

たとえばここを構成する構造材は木のように見えますが、アルミニウムでできているようで・・・。

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微妙なグラデーションが用いられています。

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表面は鏡面仕上げ、そして側面はヘアライン仕上げとなっていて、見る角度によって表情が変わります。

THE MAGARIGAWA CLUBは山中にある施設ではあるものの、古来より日本人が「自然と一体になって生きてきた」こと、「自然、その場所の風土・時間に身を任せる」ということ、むやみに自己主張をしない(バランスを崩さない)ことを考慮した「無為自然」というコンセプトを掲げています。

そのため、こういった自然に調和する建築様式や色調を持っており、人工物を強く連想させる素材や加工が排除されているのかもしれません。

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そしてこちらはロビー(向こう側に見えるのがピット)。

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会員限定のレーシングスーツやグローブ、ヘルメット、レーシングシューズも販売中。

これらについても「主張しない」ことを前提にダブルネームなどを避けていますが、これらギアはスタンド21によるもので、これを選んだのは(品質が高いということもあると思いますが)スパルコやアルパインスターズとは異なり、(そのブランドの)ロゴを外せるからなのだそう。

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シューズはこう。

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ヘルメットは(この施設の多くの仕上げと同様に)マット仕上げ。

やはり「主張」を抑えた仕上げです。

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ロビーに中央には大きなオブジェがあり・・・。

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これは竹を使用して編み込んだもので、九州の芸術家の手によるもの、とのこと。

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そして2Fへとつながる階段がありますが・・・。

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ここには「石」。

こういった「石」は様々な種類、そして様々な加工や仕上げにて施設内のあちこちに見られます(それは木材も同様で、様々な種類の木材が見られる)。

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ロビー奥にはドライバーズラウンジがあり・・・。

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この照明もちょっと和風。

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ここからはピットを出てコースに出走するクルマを見ることが可能です。

ちはみにガラスの上にはマガリガワのロゴマーク(<<<のようなアイコン)が見えますが、これは様々な場所にて、様々な素材と手法にて再現されています。

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THE MAGARIGAWA CLUB

THE MAGARIGAWA CLUBを紹介する動画はこちら

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