| テスラは本当に「あっさりと」この記録を破る可能性がある |
オプションの「スペースXパッケージ」を利用すればほぼ確実にこれを更新しそう
さて、リマックはほんの数日前に「0-400-0km/h」世界新記録を達成し、これに伴い合計23もの記録を更新しています。
これは「停止状態から時速400キロまで加速し、その瞬間に急制動をかけて停止する」までのタイムを競うもので、そもそも時速400キロを出せないと話にならないというたぐいのチャレンジでもありますね。
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テスラ・ロードスターはこの記録を更新する?
そしてあるツイッターユーザーが、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏に「このリマック・ネヴェーラの記録を破ることができるか」を尋ねたところ、同氏はたった三文字「LOL」と返すことに。
このLOLとは「laughing out loud」の頭文字で、日本で言うところの「(笑)」を意味するネットスラングなのですが、今回イーロン・マスクCEOが真に意図したところは(何百人ものツイッターユーザーが尋ねたにもかかわらず)回答がなく、しかし推測するに「そんなこと、簡単にできるに決まってる」という意図なのだと考えられます。
つまり、新型テスラ・ロードスターはリマック・ネヴェーラよりもずっと速いクルマであると主張しているのかもしれません。
Will the Tesla roadster be able to beat the record set by the EV Rimac Nevera (it costs $2.3M FYI) for the 0-60 MPH time of 1.74 seconds? @elonmusk pic.twitter.com/0xGyZjpRBP
— Teslaconomics (@Teslaconomics) May 18, 2023
テスラ・ロードスターはリマック・ネヴェーラに勝てるのか?
そこで疑問に思うのが「本当にテスラ・ロードスターはリマック・ネヴェーラに勝てるのか」。
リマック・ネヴェーラは4つのエレクトリックモーターと120kWhのバッテリーパックを搭載して1,914馬力を発生し、0-100km/h加速1.85秒、ゼロヨン8.582秒というスペックを誇る「世界最速」のハイパーカー。
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さらに驚くのはその価格が3億円オーバーということで、(発表時の)価格がこの1/10にも満たないテスラ・ロードスターがリマック・ネヴェーラに勝てるのかというのは当然の疑問かと思います。
ただ、思い起こさねばならないのは、テスラはモデルSやモデルXというセダンやSUVで「0−100km/h加速2.1秒」という驚愕の性能を実現させ、ポルシェ911ターボやマクラーレン720Sでも「勝てるかどうか」という加速性能を(その数分の一の価格で)実現したこと。
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そして加速性能のみではなく、モデル3ではムーステストでもポルシェ・タイカンを凌駕する性能を見せ・・・。
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テスラ・モデルSプラッドはなんとニュルブルクリンクにてポルシェ・タイカン・ターボSよりも速く周回するなど、単なる加速性能を誇るだけの直線番長ではないことも知られています(ポルシェはこのタイムを破るため、反則に近いオプションを装着せねばならなかった)。
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つまりテスラは自動車業界の新参者ながらも「常識はずれの記録を叩き出してきた」自動車メーカーであり、そう考えると、モデルSプラッドよりもさらに軽く、さらにパワフルで、さらに空力性能に優れる新型テスラ・ロードスターが「リマック・ネヴェーラの記録を破ることも絵空事ではないような気もしてきます。※新型テスラ・ロードスターの最終スペックはまだ発表されていないが、オプションのスペースXパッケージを装着すれば加速・制動ともにリマック・ネヴェーラを超えそうだ
そしてイーロン・マスクCEOは記録更新に対しては比較的積極的な人物でもあり、よって新型ロードスター登場後には、この0-400-0km/h記録、さらにはニュルブルクリンクのラップタイムなど、あらゆる記録の更新にかかるのかもしれません。
そしてテスラは2024年から「できれば」この新型ロードスターの生産を行いたいと述べており、かつ(今まで行っていなかった)広告活動を行うともコメントしているため、今後はこういった記録更新に関しての宣伝広告を行う可能性もありそうですね。※価格が10倍のハイパーカーを打ち負かしたことをクルマ好きだけではなく世間一般に知らしめることの意義は大きい
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参照:Teslarati