![めったに売り物が出ないアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ「女王陛下の007」仕様!当時のボンドカーへのオマージュ、中古市場に登場するやいなや一瞬で取引成立](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/03/Astonmartin-DBS-1.jpg)
| この特別仕様車はDBSスーパーレッジェーラの中でも「もっとも価値が高い」限定モデルだと言われている |
ボディカラーは専用色のオリーブグリーン
さて、わずか50台しか生産されなかった「アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ”女王陛下の007”エディション」のうちの1台がRMサザビーズのプライベートセールに登場し、一瞬で売買成立することに。
なお、このクルマの正式名称は「On Her Majesty’s Secret Service DBS Superleggera(オン・ハー・マジェスティーズ・シークレット・サービスDBSスーパーレッジェーラ)」という長いもので、略してOHMSSエディションと呼ばれることも多く、現在に至るまでほとんど売り物が出てこなかったことでも知られます。
![Astonmartin-DBS (18)](https://live.staticflickr.com/65535/52743417647_5322705dfd_c.jpg)
その仕様は1969年式アストンマーティンDBSへのオマージュ
このアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ”女王陛下の007”エディションは、同名の007映画つまり「女王陛下の007」に登場した1969年式アストンマーティンDBSにインスパイアされたもので、本作はジョージ・レーゼンビーがジェームズ・ボンドを演じた唯一の作品でありますね。
このアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ”女王陛下の007”エディションが発売されたのは2019年ですが、これは「女王陛下の007」の公開50周年記念として企画されたため。
![Astonmartin-DBS (3)](https://live.staticflickr.com/65535/52743417612_1ef6b1d88e_c.jpg)
ボディカラーは専用の”オリーブグリーン”が用いられ、その他にもダイヤモンドカット仕上げの鍛造ホイール、カーボンファイバー製フロントスプリッター、ロゴ入りサイドブレードなど特別装備が盛りだくさん(フロントグリルの形状も標準モデルと異なり、60年代のDBS風)。
![Astonmartin-DBS (6)](https://live.staticflickr.com/65535/52744185024_79f840bf19_c.jpg)
サイドブレードには「On Her Majesty’s Secret Service」の略、「OHMSS」の文字。
![Astonmartin-DBS (2)](https://live.staticflickr.com/65535/52744424873_ece4c016fe_c.jpg)
アストンマーティン「OHMSS」エディションのうち、米国に輸出されたのはわずか7台だそうですが、今回売りに出された個体はカリフォルニアに納車されたシャシー01677だと紹介されており、現在まで(新しい買い手が決まるまで)で2オーナー、走行わずか3,600マイル。
![Astonmartin-DBS (5)](https://live.staticflickr.com/65535/52743931856_e5ae6d2359_c.jpg)
いずれのオーナーも非常にこのクルマを大事にしていたと見え、納車時に付属していたアストンマーティンの傘、オリジナルのオーナーズマニュアル、カーカバー、バッテリーテンダーなどが付属しています。
![Astonmartin-DBS (7)](https://live.staticflickr.com/65535/52743931821_443f031026_c.jpg)
搭載されるエンジンは標準仕様のDBSスーパーレッジェーラと同じ5.2リッターV12、出力は725馬力というパワフルなユニットです。
![Astonmartin-DBS (4)](https://live.staticflickr.com/65535/52744184634_5ed4c47682_c.jpg)
アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ”女王陛下の007”エディションのインテリアはこうなっている
そしてこちらはアストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ”女王陛下の007”エディションのインテリア。
ブラックを貴重とし、レッドのアクセントが用いられています。
![Astonmartin-DBS (17)](https://live.staticflickr.com/65535/52744350795_c286dd1ca1_c.jpg)
パドルに用いられるのはレッドカーボン。
![Astonmartin-DBS (10)](https://live.staticflickr.com/65535/52743417897_a3d8a7b57f_c.jpg)
アームレスト内など「普段見えない」部分もレッド。
「女王陛下の007」劇中に登場したボンドカーでは、赤いトリムを持つグローブボックス内にテレスコピックサイトライフルが収められており、もちろんそれを再現した仕様となっています。
![Astonmartin-DBS (11)](https://live.staticflickr.com/65535/52743417862_ba328573ea_c.jpg)
ドアはちょっとだけ斜めに跳ね上がる「スワンスイング」。
![Astonmartin-DBS (9)](https://live.staticflickr.com/65535/52744351100_8a5c22b121_c.jpg)
キックプレートにも「007 OHMSS Edition」の文字(50台限定という文字は入るが、シリアルナンバーは入らない)。
![Astonmartin-DBS (8)](https://live.staticflickr.com/65535/52744425263_0f109758dc_c.jpg)
リアシート中央にも「007 OHMSS Edition」。
オーディオシステムはバング&オルフセンが装着されています。
![Astonmartin-DBS (12)](https://live.staticflickr.com/65535/52743417822_3cddfc4a5c_c.jpg)
ちなみに英国での新車価格は300,007ポンドに設定され、もちろん最後の”007”という数字は英国風のユーモアなのだと思われます。
![Astonmartin-DBS (14)](https://live.staticflickr.com/65535/52744350975_972a5c1872_c.jpg)
DBSスーパーレッジェーラはアストンマーティンの最高峰に位置するクルマではありますが、その中でも「OHMSS」エディションは最も高い人気を誇っており、登場から3年経った今でも非常に高いコレクター性を持っています。
![Astonmartin-DBS (13)](https://live.staticflickr.com/65535/52744184864_1f81372bd7_c.jpg)
このクルマはまさに英国のスポーツ・ラグジュアリーと洗練を体現していると言ってよく、今後もその輝きが損なわれることは間違いなさそうですね。
![Astonmartin-DBS (15)](https://live.staticflickr.com/65535/52744184694_c686475b65_c.jpg)
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