中国の最高級車、紅旗HS9が「快適性」においてベントレー、そして価格差8倍のロールス・ロイスに挑む。その結果はボクが想像していたのと完全に真逆となってビックリ【動画】

｜　正直、動画を見てもこれが真実だとは信じることが難しい　｜

本当にこの乗り心地を実現しているのであれば、ぜひ一度乗ってみたいものである

さて、中国でもっとも高級な自動車ブランドといえば「紅旗（Hongqi＝ホンチー）」ですが、その紅旗のフラッグシップであるE-HS9とロールスロイス・ファントム、ベントレー・フライングスパーとの「乗り心地対決」動画が公開に。

この紅旗は第一汽車（FAW）の展開するブランドの一つであり、上級公務員や共産党幹部御用達として知られます。

中には厳しい審査をパスした人のみが購入できるL5というクルマもあり、めでたく購入でき納車の暁となれば、その納車式典が盛大に行われる（その際に着用する礼服まで作ってくれる）ことも公式にアナウンスされていますね。※第一汽車は中国国営企業であり、紅旗は毛沢東の命によって設立された”国家の威信をかけた”高級ブランドである

「乗り心地対決」の結果は想像を絶するものだった

そこで今回の「乗り心地対決」について見てみると、その乗り心地を測るのは「グラステスト」。

アームレスト上に（水を注いだ）グラスを固定し、この状態で波状路を走って衝撃吸収性を見る、というものです。

そこでまずはロールス・ロイス・ファントムと紅旗HS9が時速40キロにて波状路に突入し・・・。

こんな感じで障害物を乗り越えてゆくわけですね。

そしてけっこうな距離を走ることになり・・・。

室内に設置されたカメラを見る限りだと、ロールス・ロイスのほうが揺れが大きいものの、両者ともグラス内の水をこぼさずに波状路をクリア。

ただしその後にベントレー・ミュルザンヌを走らせてみると、ミュルザンヌだともう水がバッシャバッシャとこぼれます。

ちなみに動画ではサスペンションの動きや・・・。

アンダーボディの様子も。

この動画を見る前までは、いかに「もっとも高級な中国車」といえどもロールス・ロイス、そしてベントレーに敵うわけはないだろうと考えていたものの、動画を見る範囲ではむしろ「ロールス・ロイスやベントレーのほうが紅旗HS9に敵わない」結果となっていて、これはぼくにとって相当な驚きです。

もちろん、高速走行時の安定性、細部の仕上げなどはロールス・ロイス、そしてベントレーのほうが「上」だとは思われるものの、この価格差を考慮するに、この紅旗HS9は「恐るべき存在」だと言えそうですね。

ロールス・ロイス、ベントレーと中国・紅旗HS9とが乗り心地を競う動画はこちら

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参照：FAST