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どうしたロータス!「ハンドリング・バイ・ロータス」なのにステアリング関係でリコール

2018/12/05

| 走行性能には問題なし |

めったにリコールを出さないロータスですが、今回珍しく「エヴォーラ」についてリコールを届出。
現時点では北米のみでの発表となっており、4月21日から10月2日までに製造された40台のエヴォーラが対象となっています。

そしてリコールの内容は「ステアリングシステム」で、”事故の際に正しく潰れない”というもの。
ステアリングホイールは一般にシャフトにてステアリングラックに連結されますが、これがもしもの際に正しく外れたりしないと「ドライバーに向かって槍のように」刺さる可能性がある、ということなのかもしれません(どういった問題があるのかは発表されていない)。

ステアリングシステムは「交換」対応

なお、このステアリングシステムはパワー・トルク・エンジニアリング社によって供給されボッシュによって製造されたとのことですが、対象車両に装着されるステアリングシステムは「交換」扱いになる、とのこと。

実際のところステアリングシステムの「どの部分」に問題があるのかは不明ではあるものの、いずれにせよ「交換」となるとけっこう面倒なことになりそうですね。

ちなみに「エヴォーラ」はロータスがブランニューモデルとして発表した中では「最新」ではあるものの、その登場は2009年。
ほかに現行車種としてはエキシージとエリーゼがあるものの、これらはそれぞれ2000年と1995年の登場であり、いずれもフルモデルチェンジが待たれます。

ロータスについては過去に様々なニューモデルの噂があったものの、2012年にはそれまでCEOを務めたダニー・バハー氏が解任され、最近では2017年に中国の吉利汽車に買収されるなどちょっと不安定な状態。

最近はロータスの幹部がごっそり入れ替わっているため、それまでに開発が進んでいた車もキャンセルもしくは路線変更となった可能性も高く、ロータスのニューモデルを見ることができるのはまだまだ先かもしれませんね。

実はエヴォーラは四人乗り

ちなみに「エヴォーラ」は現行ロータスにおいては唯一の「2+2」。
エリーゼ、エキシージが純然たる2シーターなのでロータスのラインアップにおいては貴重な存在だと言えそう。
車体の骨格はエリーゼ同様に接着剤によって組み立てられたアルミ製で、エンジンはトヨタ製の3.5リッターをスーパーチャージャーにて加給し車体中央に搭載しています(ミドシップで四人乗り、というのはちょっと凄い)。

日本における現行モデルは400馬力を発生する「エヴォーラ400」がボトムとなっており、その上にエヴォーラ410、そしてその上にはエヴォーラGT410/GT430も存在し、GT430だと0-100キロ加速3.6秒というランボルギーニ・ガヤルド並みのパフォーマンスを誇ります。

名称はロータスの伝統に乗っ取り「E」から始まり、「エヴォリューション(Evolution)」と「オーラ(Ora)」をかけて「エヴォーラ(Evora)」。

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