| ウラカンRWDがスーパーチャージャー装着にて800馬力に |
ランボルギーニ・ウラカンにスーパーチャージャーを装着し、シャシダイでその馬力を計測した動画が公開に。
このウラカンは「RWD」つまり後輪駆動モデルで、エンジンはV10、出力は580馬力。
ここで注目したいのはノーマル状態(スーパーチャージャー取り付け前)で492.37馬力となっており、つまり580馬力に比べて15%ほど低い数字ですね。
ただ、これは「エンジン馬力」が580馬力で、これが実際に後輪に駆動力として伝達されるにまではトランスミッションや各補記類、デフ、ドライブシャフトなどによる「損失」があり、これらを差し引くと「492馬力」になるという計算。
ウラカンの駆動ロスは「通常の範囲」
なお、これまでもいくつかの車についてシャシーダイナモで駆動輪の出力を計測したユーチューバーがいて、公開されたものだとマクラーレン720Sで698馬力(720馬力のエンジン出力に比べて3%のロス)、ホンダ・シビック・タイプRで295馬力(320馬力に対して8%のロス)、アルファロメオ・ジュリア・クワドリフォリオで392馬力(510馬力に対して23%のロス)。
一般的にFF/MRだと10~15%、4WDでは20~25%ほどのロスが生じると言われるので、ランボルギーニ・ウラカンRWDは通常の範囲内、マクラーレン720Sとホンダ・シビック・タイプRはロスが極端に少ないか、もしくはエンジン出力がメーカー公称値よりも大きいと思われ、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオはロスが大きいかエンジン出力が公称値よりも低い、ということに。
マクラーレン720Sをシャシダイに乗せてみた→駆動ロスを考慮すると800馬力くらい出ている計算に
新型シビック・タイプRをシャシダイで計測→カタログ値より8%低い数字に。これはいいのか悪いのか?
アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオを買った→馬力を計測→カタログ値よりも20%低かった
動画ではニットー・タイヤとスタントドライバーのSamuel Hubinette氏、VFエンジニアリングとの協業にてウラカンにMagnuson製TVS2300スーパーチャージャーをインストールする様子、そして装着後にはシャシダイにてそのパワーを計測した結果が記録されていますが、計測の結果は685.76馬力となっており「193.39馬力も」パワーアップ。
この685馬力を「エンジン出力」に換算しようとなると、15%のロスを戻せばいいということになり、となると「800馬力近く」でていることにもなりますね。※それでもマクラーレン720Sのタイヤ馬力”698馬力”に及ばず、マクラーレン720がいかにパワフルかがわかる
それでは動画を見てみよう
こちらが実際にスーパーチャージャーをランボルギーニ・ウラカンんへとインストールする動画。
スーパーチャージャーのサイズは結構大きく、よくこんなものが入るな、というほどです。