![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/12/McLaren-Senna-1.jpg)
| ここまでカスタムしていながらもなぜ売却するのかは気になるところ |
ドバイのエキゾチックカーディーラー、Al Ain Class Motors にて、これまでに無いボディカラーを持つマクラーレン・セナが販売中。
マクラーレン・セナは500台のみが生産された限定モデルであり、その「ほぼ全て」がマクラーレンのパーソナリゼーション部門、MSOによるカスタム仕様だと言われています。
よって、これまでにも様々なセナがネット上には登場しており、とくに「5500万円の全身フルカーボン」ボディを採用した、”もっともカスタム費用がかかった”セナ(アメリカのコレクター、マイケル・フックス氏所有)が有名です。※最近売りに出された
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2018/07/mclaren-senna-mso-1.jpg)
こちらもフルカーボンボディのセナ。
やはり相当な費用をカスタムに投じていると言われます。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/09/mclaren-senna.jpg)
さらには米富豪、マニー・コシュビン氏がオーダーした「マールボロカラー」のセナも”もっとも美しい”セナのひとつ。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/05/mclaren-senna-1.jpg)
【動画】富豪がマクラーレン・セナのオプションを紹介する。「ドリンクボトルは78万円、サイドのナンバー左右だけで340万円」、総額では2800万円
これまで見てきたセナの中ではもっとも鮮やかでインパクトの強いボディカラー
ただ、今回紹介するセナについては、それらに勝るとも劣らないカラーリングを持っていて、それは「カメレオンカラー」を採用しているため。
![McLaren-Senna-1](https://live.staticflickr.com/65535/49287505702_934abdc9f7_c.jpg)
ブルー、パープル、ゴールド、オレンジという複雑な色味を組み合わせており、見る角度によって全く異なる表情を見せています。
![McLaren-Senna-6](https://live.staticflickr.com/65535/49287505797_a16a22f4c0_c.jpg)
なお、マクラーレンは650SやP1でも同様のカラーを(カスタムオーダーにて)採用したことがあり、P1だと(メジャーリーガーの)C.J.ウィルソン選手所有の個体が有名ですね。
![McLaren-Senna-4](https://live.staticflickr.com/65535/49287505732_7a19e57c21_c.jpg)
この個体の場合はオレンジそしてブラックがアクセントに使用しており、エクステリアだとブレーキキャリパーにオレンジが使用されています。
![McLaren-Senna-9](https://live.staticflickr.com/65535/49287505862_c7d7eeab7e_c.jpg)
そしてホイールはグロスブラック。
ボディカラーは角度によってオレンジにも見え、またホイールをブラックとすることでよりボディが引き立って見えるようですね。
![McLaren-Senna-12](https://live.staticflickr.com/65535/49286817048_371e862bf1_c.jpg)
さらにボディの随所にはカーボンファイバー。
![McLaren-Senna-14](https://live.staticflickr.com/65535/49287295266_7011ded574_c.jpg)
ウイングのエンドプレート部にはロゴ入り。
おそらくは(元)オーナーのイニシャルだと思われます。
エキゾーストパイプは3本ではなく2本なので「USスペック」ということになりそう(北米向け以外にも同じ仕様地向けエキゾーストパイプを持つ場合もあると思われる)。
![McLaren-Senna-15](https://live.staticflickr.com/65535/49287506077_fb148ea0eb_c.jpg)
この「カメレオン」カラーは400万円以上のオプションだと言われていますが、カーボンパーツをあわせるとこの個体は「相当にお金のかかった」カスタムが施されているのは間違いなし。
ここまでカスタムしているところを見ると「転売目的」でセナを購入したわけではなさそうですが、「じゃあなぜ売るのか」はちょっと気になるところ。
なお走行距離はデリバリーマイレージを除くと「ゼロ」、つまり納車されてからまったく乗られていないということになります。
![McLaren-Senna-24](https://live.staticflickr.com/65535/49287505637_799f5d258d_c.jpg)
インテリアはブラックのアルカンターラをベースにオレンジのステッチ、オレンジのシートベルト。
![McLaren-Senna-19](https://live.staticflickr.com/65535/49287294916_d7d8f97b19_c.jpg)
ヘッドレスト部分にはリアウイング翼端と同じ紋章が刺繍にて入っています。
![McLaren-Senna-21](https://live.staticflickr.com/65535/49286816793_3a90f9b454_c.jpg)
そのほかにはこういった「カメレオン」カラーも
上述の通りマクラーレンはカメレオンカラーを「純正カスタムプログラムにて」何度か採用したことがあり、このマクラーレン675LTはかなり早い段階でカメレオンカラーにペイントされた個体。
このほか、オレンジ系のカメレオンカラーに塗装されたマクラーレンP1がオークションに登場したことがありますが、あまり値がつかず、一般的にはあまり「受けない」のかもしれませんね。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2018/06/mclaren-675lt-spider-in-chameleon-paint-1.jpg)
そしてフォードもオプションにてカメレオンカラー”ミスティクローム”を採用していて、こちらのオプション価格は1100万円と伝えられています。
このほか、ポルシェも自社のカスタムプログラム「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」でカメレオンカラーを用いたことがありますね。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/09/ford-gt.png)