｜ モナコにスーパーなトリオが出現。ユーチューバーも騒然 ｜
モナコに希少なブガッティEB110、そしてランボルギーニ・ディアブロSV、アヴェンタドール・ロードスターが登場。
ブガッティEB110は、ブガッティが現在のフォルクスワーゲン傘下に入る以前のクルマで、1991年から1995年にかけて139台（154台とも言われる）が製造されています。
なお「110」はブガッティ創業者、エットーレ・ブガッティ生誕110周年にちなんだもので、EBはもちろんエットーレ・ブガッティのイニシャル。
エンジンは3.5リッターV12というちょっと変わった排気量とシリンダー数のバランスですが、これを「4ターボ」で加給して552馬力を発生します。
ブガッティEB110は今でも先進的とも言える作りを持っている
ブガッティEB110はミドシップレイアウトを持ち、車体はカーボン製のモノコック、トランスミッションは6MT、駆動方式は4WDを採用。
なおEB110には通常モデルのほか、出力を600馬力以上に向上させた「SS（スーパースポーツ）」グレードもあって、こちらの0-100キロ加速は3.2秒、とも言われます。
動画ではなかなか見る機会のない、ブガッティEB110のエンジンルームやインテリアの様子も。
なお、このブガッティEB110とランボルギーニ・ディアブロSVは過去にもなんどか動画に登場しており、どうやらモナコでは有名な個体のようですね。
そしてお決まりのトンネルにてフル加速。
それにしてもモナコはあちこちにユーチューバーが点在するようですね。
アヴェンタドール・ロードスターもフル加速。
ポルシェ・ケイマンGT4（マルティニカラー）もトンネルへと突入。
そしてブガッティEB110の前を走るのはランボルギーニ・カウンタック。
実はこの二車は意外な繋がりがあり、それは「開発の中心メンバーが同じ」。
ブガッティEB110の車体デザインはマルチェロ・ガンディーニですが、もちろん同氏はカウンタックのデザイナー。
そしてブガッティEB110のエンジニアリングを担当したパオロ・スタンツァーニもまたカウンタックの設計を行なった人物として知られます。
カウンタックは「もともと4WDを視野に入れて」設計されたと言われ、しかし実際には実現せず。
しかしその後時を経て、カウンタック開発メンバーが集まって「ミドシップ、V12、シザースドア」を持ち、そして4WDのスーパーカーを作ったという事実は興味深く、よってこの二車は「ブランドこそ違えど」関係性の深いクルマたちである、とぼくは考えています。
それでは動画を見てみよう
こちらがモナコを走るブガッティEB110、そしてスーパーカーたちを捉えた動画、「Ultimate 90's: Bugatti EB110 GT driving through Monaco」。
