| どうやらエンジン付きのシャシーと組み合わせ、このシロンのレプリカを走らせるようだ |
さて、ベトナムのユーチューバー、NHET TV。
もとはというと「ダンボールでスーパーカーやスーパーバイクのレプリカを作る」ことで有名になったグループですが、その後独自に溶接技術を身に着けたり、FRP製作技術をマスターし、その作品のレベルがどんどん高くなっています。
さらには、以前まで「人力」で動かしていたクルマにエンジンを搭載することも実現し、「けっこうよくできた」フェラーリ488GTBのレプリカを走らせたことも。
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今回、ブガッティ・シロンのレプリカは「粘土」にて
そして今回、NHET TVがチャレンジするのは「粘土でブガッティ・シロンを作る」ということ。
まずは図面を起こし・・・。
その後には細いスチールのパイプにて「骨組み」を溶接しながら組んでゆきます。
その上にビニールを貼って・・・。
粘土を用意し・・・。
ビニールの上にペタペタと盛ってゆきます。
適度に均しつつ全体へと粘土を盛り付け。
作業はブガッティ・シロンのミニカーを見ながら
なお、粘土を盛る作業はシロンのミニカーを見て、完成状態をイメージしつつ進めている模様。
なお、作業は2週間をかけ、合計19時間ほどを要しているようですね(作業しているのは常時3~4人ほど。意外と少ない)。
これでようやく「全体」に粘土を盛り終わった状態。
そしてここからは表面を仕上げてゆく作業です。
なにかの会員カードのようなもので粘土を削っているのがなんともシュール。
まさにデザイン事務所がクレイモデルを制作するのとよく似たような感じですね。
なお、デザイン事務所が使用する粘土にはそれぞれ特徴があり、ケン・オクヤマ氏の著書によれば、ピニンファリーナが使用する粘土は非常に固く、削りすぎてしまった場合に「継ぎ足し」できないタイプだったそうで、そのためにも”一発で”仕上げる必要があった、とのこと。
リアの複雑な面もしっかり形を整えてゆきます。
ヘッドライトやグリルなどの開口部も形を整えます。
レーザーで計測しながら作業を進めるなど、なかなかのこだわりも。
けっこう形になってきましたね。
こうやって見るとポロポーション、バランスも悪くなく、そうとうに良くできていると認めざるを得ません。
リアセンターのフィンもしっかり再現。
今後は全体的にディティールを追求しつつ、エンジンやタイヤ/ホイール(19インチ)つきのシャシーと合体させることになろうですので、このブガッティ・シロンについても「自走可能」となりそうですね。
粘土にてブガッティ・シロンのレプリカを作ってゆく動画はこちら
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参照:NHẾT TV