【動画】こんな音が出るのか・・・。ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300＋の冷間時エンジン始動音が第二次大戦に使用された戦闘機のようだと話題に

｜　たしかにシロン・スーパースポーツ300＋のエンジン始動音がこんな感じだとは想像してなかった　｜

これがプロトタイプだからなのか、プロダクションモデルでも同じなのかはわからない

さて、ブガッティは「世界最速」を達成した記念として、その記録達成車と同じ仕様を持つ「シロン・スーパースポーツ300＋」を発売していますが、これは限定30台、その価格4億5000万円というハイパーカー。

そして今回、おそらくはなんらかのイベントの際に展示されたシロン・スーパースポーツ300＋のエンジンをスタートさせる動画が注目を集めています。

その始動時のサウンドはレシプロ戦闘機のようだ

動画が撮影された時の状況についてはわからないものの、雨の降る中、そして映っている人物の服装からするとかなり気温は低そう。

そしてイベントにて放置されていたシロン・スーパースポーツ300＋の車体も冷え切っていたものと思われ、そんな中でのエンジンスタートとなっていますが、動画を見ると高い音をたててスターターが回り（基本的にV12以上のシリンダーを持つエンジン用のスターターは特殊な音がするように思う。マクラーレンF1やランボルギーニ・アヴェンタドールなど）、その後いくつかのシリンダーに点火され、さらにその後に16本すべてのシリンダーが点火されているようにも聞こえます。

よって最初のうちはかなりまばらな、第二次大戦で使用した戦闘機のエンジンを始動するときのような「バラバラ」とも「ガラガラ」ともいう音が聞こえ、その後に粒の揃ったサウンドへと変化しているもよう。

なお、数十秒したのちにエキゾーストサウンドがちょっと低く小さくなりますが、これはおそらく「触媒を暖め終わった」ために回転数が自動的に下がったのだと思われます。

なお、欧州車は一般的に、CO2排出量を抑えるために始動直後に自動的にエンジン回転数を上げ、その排気の熱によって触媒の温度を最大効率を発生させるところまで暖める傾向にあるのですが、多くのスーパーカーではこのときの音がかなりうるさく、「そこまで回転数を上げるほうがCO2が大量に出るんじゃないか」と思ったり。

ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300＋は納車が始まる

そしてこのシロン・スーパースポーツ300＋について、すでに最初の8台が生産され、そして顧客のもとへ向かうことが公式にアナウンスされており、おそらく今頃は第二弾が生産され、新たなるオーナーのもとへと旅立っている頃なのかもしれません。

このシロン・スーパースポーツ300＋は、「最高速」を追求した仕様を持っているために非常に長い車体を持っていて、そして足回りも非常に硬いとされるため、実際にこれを乗る人は非常に少ないのかも。

そのため、おそらくは購入者のほとんどが「コレクション」としてそのままガレージに保管することになりそうです。

参考までにブガッティは、シロン・スーパースポーツ300＋を「乗りやすくした」シロン・スーパースポーツなるモデルを発表したほどなので、やはりシロン・スーパースポーツ300＋の足回りは「相当に硬い」のでしょうね。

ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300＋がコールドスタートを試みる動画はこちら

合わせて読みたい、シロン・スーパースポーツ300＋関連投稿

参照：Autism Carspotting