| ここにレッドがもうちょっと入っていれば「フレンチトリコロール」だった |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/07/12f12164-carlex-alpine-a110-interior-custom-6.jpg)
これまでにも色々なクルマの内装カスタムを披露してきた、ポーランドのインテリア専門チューナー「カーレックス(Carlex)」。
今回はおそらく「世界初」となるアルピーヌA110のインテリアカスタムを公開しています。
なお、アルピーヌA110は「超軽量」を標榜したスポーツカーで、実際にその重量は1100キロ。※同じエンジンを積むルノー・メガーヌRSの重量は1480kg
その軽量化達成のためには、専用のプラットフォーム採用はもちろん(これはミドシップなので新規設計せざるを得なかった)、軽量ホイール、軽量ブレーキ、軽量タイヤにとどまらず、軽量シートの採用、更にパーツや構造の簡略化にまでその手が及んでいます。
そのためアルピーヌA110は「高級」「豪華」とは無縁のクルマであり(それでもシトロエン同様、安っぽく見せないのはフランスのメーカーならではのデザイン力だと思う)、今回のように「内装をゴージャスにカスタムしたい」と考えるオーナーは多いのかもしれません。
相変わらず内装は「総張替え」
今回のカーレックスによるアルピーヌA110は「内装総張替え」。
これはカーレックスの常でもありますが、カーレックスの考えるデザインを実現するには、「ハンパなカスタムではムリ」なのかもしれません。
![41828a03-carlex-alpine-a110-interior-custom-5](https://live.staticflickr.com/65535/48333479401_f8f79d7c36_c.jpg)
画像を見ると、ダッシュボード(ロワーパート)、ステアリングコラム、シート、ピラー、ルーフライニング、ドアインナーパネルあたりがその対象となっているようですね。
![1714f294-carlex-alpine-a110-interior-custom-1](https://live.staticflickr.com/65535/48333617447_de9a938bf6_c.jpg)
一方で、(おそらく)ステアリングホイールやダッシュボードのアッパー部分は「純正のまま」のように見えます。
![921df532-carlex-alpine-a110-interior-custom-8](https://live.staticflickr.com/65535/48333479471_d6bf9b850b_c.jpg)
シートのステッチは「純正」に近いパターンを持ち、これまでに公開されたカーレックスのカスタムに比較すると、珍しく「ノーマル然とした」内装。
これはもしかするとオーナーさんの希望によるものかもしれません。
![701f13e1-carlex-alpine-a110-interior-custom-4](https://live.staticflickr.com/65535/48333617602_e19468ebbf_c.jpg)
ホワイトに張り替えられたレザーには、ボディカラー同色の「ブルー」ステッチが採用。
マットはブルーにホワイトのトリムが使用されています。
![50a1f06f-carlex-alpine-a110-interior-custom-7](https://live.staticflickr.com/65535/48333479816_d3783d2fa7_c.jpg)
パネルや樹脂パーツのペイントも行われておらず、カスタムの内容としては「最小限」。
![f360643c-carlex-alpine-a110-interior-custom-2](https://live.staticflickr.com/65535/48333617312_a9996253fe_c.jpg)
そのため費用としてはけっこう抑えられているんじゃないかと思われ、重量増加に繋がるようなカスタムも見られないために、アルピーヌA110が本体持っている運動性能をスポイルすることもなさそうですね。
![bd450b43-carlex-alpine-a110-interior-custom-3](https://live.staticflickr.com/65535/48333479346_a2a4497a08_c.jpg)
レザー表皮は、純正の「ツルっとした」スムースレザーから、革の質感を活かした「シボ」の感じられるものへ。
最近では、いかにスポーツカーと言えども「快適性」「豪華さ」を備えるクルマも出てきていますが、それはつまりオーナーが「それを望んでいるから」だと思われます。
それを考えると、「スポーツカーは質素でスパルタンであればいい(あるべきだ)」という時代は終焉を迎えているのでしょうね。