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アルピーヌA110Sがムーステストに参戦!スラロームでは過去最速を記録するもエルクテストではテスラ・モデル3の後塵を拝する【動画】

2023/03/15

アルピーヌA110Sがムーステストに参戦!スラロームでは過去最速を記録するもエルクテストではテスラ・モデル3の後塵を拝する【動画】

| それでもやはりアルピーヌA110は最高のハンドリングを持つスポーツカーの一台であることには変わりはない |

たしかに記録更新は叶わなかったが、けして挙動が危険なわけではないようだ

さて、ムーステストを専門的に公開するYoutubeチャンネル、km77.comがアルピーヌA110Sのムーステスト、そしてスラローム動画を公開することに。

ムース(鹿)テストとは、走行中道路に「鹿」が急に飛び出してきた際に緊急回避を行う能力をテストするもので、こと欧州においては重要な安全指標として位置づけられ、エルクテストとも呼ばれます。

テスト内容としてはこんな感じで「一定速度」で走行し、そこから急回避を行い、もとの走行ラインに戻るという、文字通り走行中に鹿が道路に飛び出してきた場合の回避を想定したものとなっています(いったん鹿を避けたとしても、対向車線にとどまっていると別の事故を誘発するので、もとの車線に戻ることも重要視されている)。

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アルピーヌA110Sは「スラロームでは最速」を記録する

アルピーヌA110Sは、300馬力を発生する1.8リッター4気筒ターボエンジンをミッドマウントし後輪を駆動するスポーツカーで、0−100km/hを4.2秒で加速するという俊足ぶりを誇りますが、特筆すべきは(加速よりも)その「ハンドリング」。

マクラーレンF1設計者、ゴードン・マレー氏があたらしく自身名義のハイパーカー「T.50」を設計する際、ハンドリングにおいてはアルピーヌA110をベンチマークとしたといえば、A110がどれほど優れたコーナリング性能を持つかがわかろうというものですね。

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そしてこのアルピーヌA110Sは、ベースモデルのA110よりもさらに硬められたサスペンション、強化されたブレンボ製ブレーキを持ち、オプションではあるもののスティッキーなミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤも用意されています(テスト車両にはこのタイヤが装着されている)。

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はたして実際にアルピーヌA110Sがスラロームを走ってみると、テスターの予想どおりに「みごと最速」を記録して21.6秒でコーンを通過し、それまでのトップであったスマート#1ブラバス(22.5秒)を打ち負かしてタイムを更新することに。

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アルピーヌA110Sはムーステストでも最速を記録するかと思われたが

その勢いをもってA110Sは「ムーステストでも最速を更新する」というのがテスターの意見ではあったものの、A110Sがムーステストをパスできた速度上限は残念ながら80km/h。

時速77km/hだとちょっとテールを滑らせながらクリアするものの・・・。

Alpine-A110 (3)

88km/hだと最初の回避ですでにアウト。

Alpine-A110 (2)

ちなみにこれまで同メディアが行ったムーステストでの最高速度は83km/hで、この速度でクリアできたのはテスラ・モデル3、モデルY、フォード・フォーカスの3モデルのみ。

ただ、今回「記録更新」とはならなかったものの、テスターがアルピーヌA110Sのハンドリングを高く評価していることには変わりなく、依然として高いコントロール性能を持つようですね。

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アルピーヌA110Sにてムーステストを行った動画はこちら

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参照:km77.com

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