| アウディでここまでドリフトできるとは |
アウディは昨年夏に突如後輪駆動のR8、「R8 RWS」を限定999台で発売しましたが、そこから半年後にようやくレビューが到着。
なお「RWS」はRear Wheel Seriesの略で、つまり「後輪駆動シリーズ」。
アウディのハイパフォーマンスカー「S」「RS」はこれまでクワトロ=4WDを採用するのが常であったものの、アウディスポーツは「今後必ずしも4WDにはこだわらない」とも発言しており、その第一弾として登場した「4WDではない」ハイパフォーマンスモデルがこのR8 RWSということに。
腕の立つドライバー求む。アウディがR8の後輪駆動モデル「R8 V10 RWS」を999台限定で発売
アウディスポーツCEO「将来のRSモデルはFRやFFもあるかも。クワトロは必ずしも正しくない」
一輪あたり「270馬力」
出力は「540馬力」とR8 V10 Plusの610馬力に比較して控えめではあるものの、1輪あたりに換算するとじつに270馬力となり、相当なじゃじゃ馬であることもわかりますね。
なおクワトロ・システムを廃止したことで重量は50キロ軽くなっていますが、プロペラシャフトの駆動やフロントデフ~ホイールまでのドライブシャフト駆動のロスがなくなるため、実際は軽量化以上の効果があるものと思われます。
0-100キロ加速は3.7秒で、これもR8 V10 Plusの3.2秒に後れをとるものの、そこからの加速は後輪駆動モデルのほうが優れる可能性も(4WDのガヤルドと2WDのガヤルドでは、2WDのほうが200キロまでのタイムが短い)。
それでは動画を見てみよう
今回はアウディがドバイにユーチューバーやメディアを招いて試乗会を開催。
そこでアウディR8 RWSのドリフトを楽しんでいる様子が公開されていますが、多くの人にとっては4WDの安定性やロジカルな速さよりも、後輪の駆動力を利用して車体を曲げるという楽しさのほうが勝るのかもしれません。
メルセデス・ベンツ、BMWはAMG/Mモデルにおいて「ドリフトモード」を導入していますが、アウディは一方で「ドリフトモードの予定はない」とも。
ただしドリフトモードのかわりにこういった「後輪駆動モデル」を用意してくれるとありがたい、と思います。
こちらはおなじみ英国のユーチューバー、Shmee150氏の「Audi R8 RWS - A Rear Wheel Drive R8?! | TRACK TEST」。
車内映像を見ていると、あまりドリフトは得意ではなさそうです(ドリフトしている映像は本人の運転ではない?)。
そして同じくイギリスのスーパーカー・オブ・ロンドン氏による「2018 AUDI R8 RWS | FILMED ON SAMSUNG GALAXY S9+」。
ギャラクシーの新型携帯電話による撮影ですが、タイトルしかり、動画でもそれを強調しているので、サムスンからなんらかのバックアップを受けているのでしょうね。
こちらはけっこう豪快なドリフトを見せる、「I Drift An Audi R8 RWS」。