新型アウディR8の加速は強烈という言葉でも足りないほどだった
アウディは先般新型R8を発表していますが、その際トップグレードについてその名称が「アウディR8 V10"プラス"」から「アウディR8 V10”パフォーマンス・クワトロ”へと変更されることに。
エンジン出力は+2馬力の612馬力、そして0-100キロ加速はこれまでの3.4秒から大きく短縮して3.1秒をマークし、最高速度はなんと332キロという驚愕の性能を誇ります。
新型アウディR8はランボルギーニ・ウラカンよりも速い
なお、この数字はエンジンや車体を共有するランボルギーニ・ウラカンの「0-100キロ加速3.2秒」「最高速度325キロ」よりも優れる数字であり、まさに名実ともにスーパーカー。
これまでのR8も非常に高いパフォーマンスを持っていたものの、その見た目が「上品」すぎたためにやや損をしていた部分があるかもしれませんが、今回のフェイスリフトでは大きくそのイメージを変えてアグレッシブな外観が与えられ、その外観からも容易に高性能が想像できるようになっています。
今のところ新型R8のデリバリーは本格化しておらず、よってレビューも少ない状態ではあるものの、新型アウディR8は従来型よりも大きな人気を博すると思われ、今後はあちこちで動画がアップされるのかもしれません。
アウディR8はもともと高いポテンシャルを持っていた?
なお、エンジン出力の向上はさほど大きくなく、トランスミッションもこれまでと(構造が)同一で、特に軽量化がなされたわけでもなく、にもかかわらずこのパフォーマンス向上は衝撃的。
構造的な変更がさほどないとなると、トラクションコントロール含むローンチコントロールの制御がより精密になり、4WDシステムやシフトタイミングのプログラム変更によってこの「タイム短縮」が得られたということになりますが、このあたり「ハードよりもソフトの変更の方が効果が高い」と言えそう。
ただ、いかにソフトが優れていようともハードのポテンシャルが不足していればどうしようもないので、もともとR8はそれだけのポテンシャルを持っていた、ということの証左でもありますね。
シャシー/コンポーネントを共有するランボルギーニ・ウラカンはどうなる?
そこで気になるのが、2019年のジュネーブ・モーターショーにて発表されると言われるランボルギーニ・ウラカンのフェイスリフトモデル。
現在何度かプロトタイプが目撃されており、ウラカンの後期モデルがR8同様のアップグレードが施されることを考えると、0-100キロ加速は3秒以下、最高速も330km/h以上をマークすることが想像できます。
そしてウラカンのハイパフォーマンスモデル「ペルフォルマンテ」の後期モデルはさらに高いパフォーマンスが与えられることになるのは間違い無く、スーパーカー市場に新たなる「台風の目」が出現することになりますね。