| ただし基本的な価格がちょっと高い |
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新型アウディTTが日本でも発表され、ディーラーに配備されたので早速アウディ箕面さんへ。
展示車兼試乗車は、FFモデルとなる「アウディTT 40TFSI」です。
この「40」そして4WD(クワトロ)モデルに付与される「45」といった名称は、現在アウディが本国において進めている「ヒエラルキー」を数値化したもの。
メルセデスAMGの「43」や「63」のようなものですが、今回からアウディTTにも導入されたということになりますね。
新型TTは主に外装とインフォテイメントシステムをアップデート
今回の新型アウディTTについては「フェイスリフト(マイナーチェンジ)」扱いということになり、大きな変更はないものの、当然ながら内外装や機能がアップデート。
そのグレード構成は下記の通りとなっています。
●Audi TT Coupe 40TFSI・・・2リッター4気筒/197PS/7速Sトロニック/FF/4,970,000円(4,710,000円) ●Audi TT Coupe 45TFSI quattro・・・2リッター4気筒/230PS/6速Sトロニック/FF/5,990,000円(5,910,000円) ●Audi TT Roadster 45TFSI quattro・・・2リッター4気筒/230PS/6速Sトロニック/FF/6,150,000円 (6,070,000円) ●Audi TTS Coupe ・・・2リッター4気筒/286PS/6速Sトロニック/FF/7,990,000円 (7,760,000円) |
アウディTT 40TFSIにおける 視覚的な変更点は「フロントグリル」と「エアロパーツ」。
フロントグリル(シングルフレームグリル)については、その内部が立体的な「3Dハニカムメッシュ」へ。
現在はアウディのみならず、レクサスやBMW、メルセデス・ベンツもグリル内部の構造を複雑化させ、その存在感を押し出していますね。
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そして「エアロパーツ」については、これまでオプションの「Sライン」専用であったフロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーがFFモデルの「標準」に。
一方で「TTS」「Sライン」には新しいデザインが採用され、これまで上位モデルに与えられていたデザインがベースモデルのTT 40TFSIまで「下りてきた」ということになります。
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これだけでもTT 40TFSIはお得感満載ですが、さらにエンジン出力が17馬力向上。
トランスミッションについても、TT 45TFSI quattroが6速Sトロニックであるのに対し、40TFSIでは7速Sトロニックとなり、燃費もリッターあたり15.2キロとかなり優れる数値を出しています(JC08モード。TT 45 TFSI quattroはリッター12.5キロ)。
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そのほか、(8J)TTの美点のひとつでもあるアルミ製フューエルフィラーリッドも健在。
アウディはフェイスリフトにあたってコストダウンをあまり行わないことで知られますが、これもまた嬉しいところですね。
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なお前後ランプ類は「変更なし」。
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通常、どのメーカーに於いてもフェイスリフトではランプ類が変更されるというのが通例であったものの、最近のフォルクスワーゲングループでは「ランプを変更しない」例がチラホラ(ランボルギーニも同じ)見られます。
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インテリアも基本的には変更なし。
ただしインフォテイメントシステムが最新のものへとアップデート。
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そしてオプションですが、「アームレスト」を装着できるように。
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そのほか、インテリアについてもほぼ物理的な変更は見当たらず。
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アウディTTは今のところ「次期モデルが不透明」で、このまま消滅する可能性も。
メルセデス・ベンツはSLCを「中国で売れないから」ということで生産を中止していますが、それとちょうど同じような状況だと思います。
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なお、中国でアウディTTやメルセデス・ベンツSLCが売れないのは「クーペ人気が低い」ということに加え、「中国で生産していないので(輸入車扱いになり)価格が高い」ということも。
売れないから中国で作るのにはコストがあわない、そして現地生産しないから価格が高くなって売れないという”堂々巡り”が、よりスポーツクーペの立場を苦しくしているのかもしれませんね。
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そのほかの画像はFacebookのアルバム「新型アウディTT」に保存しています。