| アルピナはディーゼルモデルにて性能と環境とのバランスを実現 |
アルピナがニューモデル「XD3」を発表。
これはBMW X3のアルピナ版、そしてハイパフォーマンスディーゼルモデルということになりますが、本家BMWでは環境性能向上手段として「ガソリンエンジン+ハイブリッド」を採用しており、同じX3ながらも方向性の違いが明確になった例だと言えそう。
その加速はポルシェ・マカン・ターボなみ
アルピナはBMWから車体やパーツの供給を受け、それに独自のチューニングを施して、もしくは独自のパーツを使用して(とくにトランスミッション)組み立てを行うひとつの「自動車メーカー」。
今回もBMW製の3リッターディーゼルエンジンのタービン変更やインジェクターの高圧化によって333馬力、そして700Nmものトルクを達成。
このトルクはフェラーリ488GTBの760Nmにも迫るもので、このトルクをもって0-100キロ加速4.9秒という俊足を獲得しています(ポルシェ・マカン・ターボは4.8秒なので、これはかなり速い数字)。
欧州では新しい規制が導入され、2018年には多くのクルマが販売できなくなるとされ、BMWだとM3もその一つ。
ポルシェもディーゼルモデルがこれに対応できず「ディーゼル全廃」とのコメントを出していますが、今回のアルピナXD3はその規制(WLTP、NEDC)もクリア。
トランスミッションは8AT、駆動方式はxDriveとBMW X3のコンポーネントがそのまま使用されていますが、ドライビングダイナミクス、トラクション向上のためにxDriveのロジックは変更されている模様。
サスペンションももちろん専用にチューンされ、アルピナならではの上質な乗り心地を実現しているものと思われます。
アルピナは一般に馴染みが薄く、見かけることすら稀なクルマではありますが、一度は手に入れみたい、と考えています。
あわせて読みたいアルピナ関連投稿
アルピナがB6のワンオフモデルを発表。加えて「世界最速」トリプルターボ・ディーゼル"D5 S"公開
生産わずか4台。BMW M5ベースの希少なアルピナB7ターボがオークションに登場
アルピナどうなん?数年落ちで1000万円の車が300万円台に