| BMWがプロトタイプカーの製造風景を公開 |
BMWが「こうやってプロトタイプをテストする」という動画を公開。
さすがに最新モデルをここで公開することはできないと見え、すでに発売された5シリーズGTを例にとっての紹介です。
動画では、まず上の画像のように「どうやってカモフラージュするか」を3D CADにて作成。
その後に、このとおりのパネルを製作するわけですね。
偽装はこうやって行う
そして偽装パネルをガチガシ装着。
「外れてはいけない」ためか、遠慮なくボディに圧着しています(熱で溶かして貼り付ける?)。
面白いのは「フィルム」。
偽の給油口やドアハンドル、ウインカーなどその他諸々。
ヘッドライトやテールランプを「偽装」しているプロトタイプもよく見かけますね。
内装もこんな感じでカモフラージュ。
立体的でよくできていますね。
その後は様々な環境においてのテスト。
各社とも新型車のテストには注意を払っている
当然ながらこういった新型車の情報が漏れるわけにはゆかず、自動車メーカー各社ともテストには細心の注意を払っているようです。
サーキットを借り切って出入り禁止にしたり、その国の政府や地方自治体の許可を得て一定区域を閉鎖したり、はたまた使われなくなった地下の鉄道構内や地下道を活用したり。
最近だとポルシェはこんな感じで一般人の立ち入りを禁止した区域でのテストを行っていたようですね。
そのほか、アフリカもテスト地としては人気がある模様(パパラッチがやってこず、政府が協力的で、かつ欧州と時差が小さいのでリアルタイムでの通信が可能)。
逆に見られることを前提として「拡散」を狙ったものも。
これはフォード・フォーカスですが、むしろ「目立つ」ようにラッピングを行い、積極的にSNSで拡散したくなるような効果を狙ったのだと思われます。
ほかにBMW M8やアストンマーティンDB11ヴォランテも同様に「もっと秘密がある」「ブログに上げるなよ」といった文字を入れたテストカーを走らせたことが。
一方でフェラーリやランボルギーニは地元の一般道で思いっきりニューモデルを走行させたりしていて、このあたり「イタリアの自動車メーカーはけっこうオープン」と思える部分です。
それでは動画を見てみよう
こちらがそのプロトタイプを偽装してテストを行う動画、BMW 5 Series Gran Turismo - Pre-Production Car Testing」。