| 「BMWは本当にいい仕事をした」 |
BMW 8シリーズのレビューが解禁となり、各メディアが順次そのレビューを公開中。
BMW 8シリーズはメルセデス・ベンツSクラスクーペへの対抗という位置付けで、従来の「6シリーズ」を上位移行させ、加えて過去の「8シリーズ」が築いたイメージを活用した高級クーペ。
まずは「M850i」からのスタートで、エンジンは4.4リッターツインターボ、出力523馬力、0-100キロ加速3.7秒、最高速度250km/h(リミッター作動)、駆動方式は4WD(xDrive)というスペック。
ボディサイズとしては全長4843ミリ、全幅1902ミリ、全高1341ミリという、かなり大きな数字です。
その性格は「スポーツカー寄り」
なおBMWは8シリーズについて、「GTカーでありながら、メルセデス・ベンツSクラスクーペよりはポルシェ911や、メルセデスAMG GTなどのスポーツカーに近い」と8シリーズの性格について説明しています。
まず先陣を切ったのはThomasGeigerCar。
その印象としては「そのボディサイズ、8シリーズという性格から想像するよりもずっと俊敏なスポーツカー」だと表現しています。
特筆すべきはコーナリングで、xDriveと後輪操舵によって「4シリーズのように」シャープなハンドリングを見せる、とのこと。
M850iでこれだけの高評価だと、のちに登場する「M8」は相当なパフォーマンスを持つことになりそうですね。
デザインについても「最も優れた外観を持つ車の一台」だと述べ、筋肉質でシャープ、かつダイナミックな印象を受ける、としています。
一方で試乗にてテスターが問題だと感じたのは「インテリア」。
細部を見ると優れた素材や卓越したクラフトマンシップによって作られていることがわかるものの、全体的な雰囲気はX5などほかのBMW車とかわらず「飽き飽きだ」と印象を語り、8シリーズのような特別な車はもっと別のアプローチを用いるべきだ、とも。
そのほか気になったところは「後部座席」で、ドアが短いための乗り降りしにくく、かつようやく乗り込んでもレッグスペース、頭上のクリアランスが極小。
もちろん8シリーズは後部座席に人を乗せることが主目的ではなく、のちに発売されるであろう「8シリーズコンバーチブル、「8シリーズ・グランクーペ」がその問題の解決策となるだろうとしています。
なお8シリーズ・コンバーチブルはすでにほぼ市販モデル同様と思われるプロトタイプが目撃されており、こちらはロサンゼルス・モーターショーで発表される予定。
https://intensive911.com/?p=165333
そして8シリーズ・グランクーペのプロトタイプも確認されているものの、こちらはまだまだ偽装が厚く、ティーザーキャンペーンも開始されていないため、その発表はまだ先になるのかもしれません。
https://intensive911.com/?p=132355
そのほか、現在公開されている新型BMW 8シリーズの動画試乗レビューは下のとおり。