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【動画】わずか2年しか走らなかった幻のレーシングカー「BMW M1プロカー」。当時のメカニックがパーツ在庫を引き取り、今でもスペアパーツから新車を作り出していた

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【動画】わずか2年しか走らなかった幻のレーシングカー「BMW M1プロカー」。当時のメカニックがパーツ在庫を引き取り、今でもスペアパーツから新車を作り出していた

| まさか今でもM1 プロカーが生産されていようとは |

正真正銘、100%BMWの純正パーツにて生産中

さて、BMWは今年でM社の50周年を迎えますが、そのM社初の専用市販モデルが「M1」。

そしてBMWはこのM1を使用したワンメイクレース「プロカー」を企画し1979年〜1980年にかけて一定の人気を博します。

ただ、そのM1人気も長くは続かず、その後プロカーも終了することになり、プロカーはおよそ40台が生産されたのみでその生涯を閉じることになったものの、なんとスペアパーツを購入しつづけ、そのパーツをもってM1 プロカーを現代に蘇らせたツワモノがBMWによって紹介されています。

もともとはBMW M1プロカーのメカニック

このツワモノの名はフリッツ・ワグナーさんといいますが、もともとは当時BMW M1プロカーに参戦していたハンス・ヨアヒム・チームの一員だったといい、プロカー撤退に当たり、その情熱を捨てきれずにパーツを買い集めることを決意します。

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現在はドイツの片田舎に拠点を構えてM1プロカーの生産を行っており・・・。

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こんな感じで部品をストックし、動画を見る限りでは少なくとも完全な個体を4台完成させているようですね(まだまだ作り出せそう)。

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なお、M1プロカーは当初から企画があったわけではなく、生産が遅れたことによって当時のグループ4ホモロゲーションを達成できなくなってしまい参戦の機会を奪われると懸念したBMWが、”F1の支配者”であるバーニー・エクレストンにかけあい、F1のサポートレースとして急遽実現させたシリーズです(当時はF1の人気が下火になっており、F1側にとってもいい提案だったのだと思われる)。

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そしてBMWはF1ドライバーにもM1を提供してレースを走らせることでイベントを盛り上げることに成功し(F1ドライバーと走れるとなると多くの参加者が集まる)、1979年シーズンはニキ・ラウダ、1980年シーズンはネルソン・ピケがチャンピオンを獲得しています。

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BMW M1はランボルギーニが開発を行っていた

このBMW M1について、当時(1976年)のBMWはハイパワーなエンジンをミドシップに積むという経験がなく、よってBMWはその開発をランボルギーニへと委託し、ランボルギーニはこれをジャンパオロ・ダラーラ主導のもとで開発開始。

ただし1976年というとランボルギーニにとって「最悪」の経済状態であり、まず1971年には受注していたトラクターがキャンセルされて資金繰りに窮し、創業者のフェルッチオ・ランボルギーニは株式の51%をロゼッティに売却。

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さらに1974年にはオイルショックによって経営がたちゆかなくなり、フェルッチョ・ランボルギーニは残りの株式をレイネ・レイマーに売却して完全にランボルギーニから手を引いてしまいます。

そういった(創業者がいなくなるという)状況なのでランボルギーニが満足にM1の開発にリソースを割くことができたとは思えず、1977年に最初のM1プロトタイプが完成するもBMWの求める開発速度を発揮できず、これに業を煮やしたBMWはランボルギーニを買収しようと試み、しかしランボルギーニのサプライヤーがこれを拒絶したために買収が上手くゆかなかったもよう。

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そして結局BMWはランボルギーニとの契約を破棄し、別途バウアに委託することでM1を完成させますが、この影響もあってランボルギーニは1978年に破産してしまい、イタリア政府の管理下に置かれることとなります。

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そんなM1ですが、今や「伝説」になったと言ってよく、その価格は年々上昇中。

BMW自身もM1をひとつの資産として認識しており、2008年にはM1オマージュ・コンセプトを制作するなど復活を匂わせているたものの、残念ながら今に至るまでM1後継モデルは存在しないという状況です。

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ちなみにこちらはランボルギーニが1977年に1台のみ製作したM1のプロトタイプ。

フリッツ・ワグナーさんが所有するもので、水素を動力源として走行できるように改造中だといい、ちょっともったいないような気もしますね(歴史的な遺産でもあり、できればそのまま保存しておいてほしい)。

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こちらが市販バージョンのM1。

デザインについては(ランボルギーニが開発していた段階から)ジョルジエット・ジウジアーロが担当し、そのフロントは「BMWターボ」との共通性が持たされています。

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参照:BMW Group Classic

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