【動画】BMWが「発売されなかった」CSLモデル3つを紹介！M5 CSLはなんと9,000回転まで回る5.7リッターV10を積みレーシングカー真っ青の存在だった

｜ BMWが自ら紹介するこのコンセプトカーシリーズはなかなかに面白い ｜

E60世代のBMW M5 CSLが発売されていれば勢力図が変わっていたかもしれない

BMWはつい先日「M4 CSL」を発表していますが、この「CSL」はBMWが1916年に会社を設立したのち、1972年の3.0CSL、2003年のM3 CSL（E46）のたった2モデルのみにしか使用されていない名称であり、「クーペ・スポーツ・ライトウエイト」を指しています。

そして今回BMW M社が公開した動画では、そのCSLのプロトタイプ3台が紹介され、そのうちの2つは市販されなかったというレアなモデルで、唯一市販されたE46 M3 CSLも市販モデルとは異なるという”門外不出”な一台。

つまりはいずれも非常に珍しいクルマということになりますね。

BMWは様々なプロトタイプを作ってきた

なお、ほかの自動車メーカー同様にBMWは様々なプロトタイプをこれまでに作成しており、そのうちのいくつかはすでに公開済み。

「M3ツーリング」についても過去にプロトタイプが製作されたこと、そしてそのときは発売に至らなかったものの、現行M3をベースに試作車を作ったところ経営陣から発売のGOサインが出たことなどを明かしています。

そして今回のプロトタイプを紹介するのはBMWにおいて車両プロトタイプ、製造コンセプト、統合の責任者を務めるハンス・ラーン氏。

まず登場するのはE46世代のM3 CSLですが、上述の通りE46世代では実際にM3 CSLが発売されていて、ただし今回の動画に登場するプロトタイプはフロントのエアインテークのレイアウトが市販モデルとは異なります。

動画ではいずれのプロトタイプのエンジンを始動させてそのサウンドを聞かせていますが、この430馬力を発生する4リッターV8エンジンはなかなかに良い音を出しているようですね。

E60世代のM5 CSLは驚愕の5.7リッターV10

そして次に登場するのはE60世代のM5 CSL。

カラーリングからしてやる気満々ですが、5リッターV10エンジンはなんと5.7リッターにボアアップされ、許容回転数は9,000rpm（大排気量V10としては超高回転）。

出力は630馬力、そのサウンドはまさにレーシングカーとも言えるもので、発売されていたならば多くのスーパーカーを脅かしていたであろうことは間違いないと思われます。

もちろんカーボンルーフ等軽量化対策も施され、「スポーツ・ライトウエイト」にふさわしいクルマとなっています。

最後に紹介されるのはE63 M6 CSLで、こちらは5リッターV10を搭載し、最高出力は507馬力という「ちょっと控えめ」な一台。

ただしこのM6 CSLはちょっと他とは異なるアプローチを行っており、フロントアンダーにはストレーキ、BMW初となるドッペルシュテッグ・サイドミラー、さらには高速走行時に車両を安定させるアクティブエアロなど、空力にこだわった仕様を持っています。

BMWが自ら「発売されなかった」CSLモデルを紹介する動画はこちら

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参照：BMW M