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BMWが新型X2を発表。先代の失敗を活かしてX4/X6風のクーペスタイル風SUVへとコンセプトを変更し、最新の内外装デザインが与えられた魅力的なモデルへと成長

BMWが新型X2を発表。先代の失敗を活かしてX4/X6風のクーペスタイル風SUVへとコンセプトを変更し、最新の内外装デザインが与えられた魅力的なモデルへと成長

| なおワールドプレミアは珍しく「東京」にて行われる |

ある意味ではXM風のテイストも感じられ、高級感や迫力も増強

さて、BMWがフルモデルチェンジを受けた新型X2を公開。

昨年に生産が終了したF39世代からコンセプトが大きく変わっていますが、2シリーズやM2同様、やはりBMWにとっての「2」はいくぶん試験的な意味合いがあるように思われます。

なお、(先代)X2は華々しくデビューした割にはBMWが思うような成績を残せず、その理由は「X1と同等の機能・性能なのに、(クーペ風スタイルを採用したため)室内スペースが狭く、しかし価格が高かった」からだと言われています。

BMWは顧客の意見に真摯に耳を傾けた

そしてBMWはそういった消費者の声をしっかりと聞き入れて今回のフルモデルチェンジを行ってきたのだと考えられ(BMWはけっこう綿密な市場調査を行い、製品やサービスにしっかり反映させることで知られる)、ここでその新型X2を見てみたいと思いますが、なんとこの新型X2の実車がワールドプレミアを飾るのは東京ビックサイトで開催されるジャパンモビリティショー2023だとアナウンスされています。

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まず、発売当初に用意されるのはエントリーレベルのX2 sDrive20i、そして上位モデルのX2 M35i xDrive、X2 sDrive18dの3つ(日本ではどういったラインアップとなるのかはまだわからない)。

X2 sDrive20iでは1.5リッター3気筒エンジン+ハイブリッドと言う構成にて最高出力170馬力を発生し、X2 M35i xDriveでは2リッター4気筒エンジンを搭載し300馬力を発生(アメリカ市場といくつかの他の市場向けけだと317馬力)、X2 sDrive18dだと2リッター4気筒ディーゼルから150馬力を絞り出します。

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なお、ちょっと興味深いのはトランスミッションにBMW得意のZF製8速ATではなく7速デュアルクラッチを採用していることで、その理由はちょっとナゾ。

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いずれのモデルもサスペンションとステアリングコンポーネントの両方が再設計されることでハンドリングが改善し、フィードバックと感触が向上していると説明されていますが、オプションのアダプティブMサスペンション(M35iでは標準装備)がさらに快適性と敏捷性を高める、とのこと。

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さらにはホイール スリップ制限を変更することでトラクションおよびスタビリティ コントロール システムからの応答が速くなり、ブレーキシステムだとX2 sDrive20iにはフロントとリアにシングルピストンのフローティングキャリパーが装備され、M Sport パッケージを使用するとフロントが4ピストン固定キャリパーにアップグレード。

X2 M35i xDriveにはMスポーツ ブレーキが標準装備されていますが、グレーのキャリパーとMロゴが付与されるMコンパウンド ブレーキも選択可能で、これはフロントに15.2インチのディスクを備えた4ピストン固定キャリパー ブレーキ、リアには13インチディスクを備えたシングルピストン式フローティング キャリパーにて構成されます。

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装着されるホイールはX2 sDrive20iだと標準にてStyle 867 19インチ ホイール (20インチはオプション) 、X2 M35i xDriveだとStyle 873M 20インチ ホイールという内容 (コンパクトBMWでは初めて、21インチサイズのホイールがオプション設定されている)。

新型BMW X2のデザインは「最新世代」へ

そして新型X2のスタイリングを見てみると、X2にはモデル固有のLEDヘッドライトとリフレッシュされたテールライトが採用されており、二重の矢印モチーフが組み込まれることに。

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5角形の輪郭を持つキドニー グリルはX4とX6からインスピレーションを得ており(しかし横に長い)、オプションにて7シリーズやその他の最近のBMW同様、イルミネーションを組み込むことも可能です。

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プロポーション的にはX4やX6に近くなり、なだらかに傾斜するルーフラインを持つ「クーペSUV」へ。

ドアハンドルにはフラシュマウントを採用しており、これは同時に発表されたピュアエレクトリックバージョンのiX2に求められる空力性能を満たすがための装備であり、ガソリン版のX2はその恩恵を受けたということになりそうですね。

なお全長は先代よりも194ミリ長くなって4,554ミリへ、全幅は21ミリ大きくなって1,845ミリへ、全高は64ミリ高くなって1,590ミリへ。

Fabian Kirchbauer Photography

X2 M35i xDriveには4本出しテールパイプ、Mウイングミラーといったお決まりのレシピが再現され・・・。

Fabian Kirchbauer Photography

スポーティなテールゲートスポイラーとリアウィンドウの下にある2つ目のガーニースタイルのスポイラーがアグレッシブな外観を完成させます。

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なお、ボディカラーも一新され、ベガスレッドメタリック(画像はBEV版のiX2)と呼ばれる新色が加わり、ソリッドカラー1色とメタリックカラー9色、2つのフローズン (マット) フィニッシュに加え、「幅広い」BMW Individual によるカラーパレットも用意されることに。

Fabian Kirchbauer Photography

新型BMW X2のインテリアはこうなっている

新型BMW X2のインテリアを見てみると、まず内装色はブラック、モカ、オイスター、レッド/ブラック、またはアトラス グレー/スモーク ホワイト(いずれもフェイクレザーのVeganza)から選択でき、M Sportパッケージを選択すると、ブルーのコントラストステッチが施されたブラックのVeganzaとアルカンターラのコンビネーションとなるもよう。

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全般的には「見慣れた」最新のBMWに採用されるデザインを持っており、しかしグラフィックアクセントを備えた新しいアルミニウムデザインや、M Sport 専用のアルミニウムヘキサキューブデザインなど、4 つのインテリアトリムスキームが用意されています。

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なお、操作系は(アウタードアハンドル同様)電動版のiX2を優先して設計したのだと思われ、ギアセレクターは新設計のトグルスイッチへと置き換えられるなど(ほかシリーズとは異なる)X2特有のものも見られますが、 ボリュームコントロール、ハザードランプ、パーキングブレーキなどへのショートカット用物理ボタンも見られます。

Fabian Kirchbauer Photography

このコンソールの前には、カップホルダー2個とスマートフォン トレイ用のスペースがあり、スマートフォンのワイヤレス充電は最近流行の「直立型(スペースを有効に活用できる)」。

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インフォテイメントシステムのOSTは最新のBMW iDrive 9で、これにはクイックセレクトなるショートカットキーが表示され、サブメニューに入る必要がなくなるため操作性が大きく向上。

10.7 インチの画面と並んで 10.25 インチのディスプレイが搭載され、Apple CarPlay と Android Autoに対応するほか、 AirConsole との提携により、車両が停止しているときにもゲームの操作が可能になることもアナウンスされています。

Fabian Kirchbauer Photography

新型BMW X2を紹介する動画はこちら

参照:BMW

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