| いずれにしても、これまでのスバルのデザイン言語とは異なる手法が用いられ、まったく新しいクルマであることは間違い無さそうだ |
現在、まだスバルはその未来を決めかねているように感じられる
さて、スバルがジャパン・モビリティショー2023(2023年10月27日~11月5日)での展示内容を公開。
これによると「スバル・スポーツ・モビリティ・コンセプト」「レヴォーグ レイバック Limited EX 市販モデル」「レヴォーグ レイバック Limited EX 用品装着者」「ソルテラ ET-HS」「フォレスター特別仕様車」「クロストレック Limited」が会場へと集合するそうですが、やはり期待がかかるのはスバル・スポーツ・モビリティ・コンセプトと命名されたコンセプトカー(上の画像)。
なお、今回のジャパン・モビリティショーにおけるスバルからのメッセージは「安心と愉しさ」。
もともとスバルは航空機製造というルーツを持ちますが、そこから受け継がれる安全へのこだわりを自動車にも反映させ、「すべての人の心や人生が豊かで、笑顔が溢れる社会」を実現するとしています。※ジャパン・モビリティショー2023特設サイトはこちら
スバルは今後、8台のEV発売を計画している
なお、スバルは現在(米国市場向けとして)8台のEV発売を計画しており、今回のスバル・スポーツ・モビリティ・コンセプトはそのうちの1台となる可能性が大。
現在公開されている情報はこの画像とごくわずかの文字情報のみで、画像からわかるのは丸みを帯びたシルエット、そしておそらくは2ドアクーペと思われるボディ形状、新しいヘッドライトとデイタイムランニングランプとヘッドライトの発光グラフィック、さらには発光するスバルエンブレム。
文字情報として公開されているのは以下のとおりです。
電動化時代も、日常から非日常まで意のままに運転し、いつでもどこへでも自由に走って行ける愉しさを表現。安心できるからこそ、ワクワクするような新しい挑戦ができる。SUBARU SPORT価値の進化を予感させるBEVのコンセプトモデルです。
SUBARU
スバルは過去にもEVコンセプトを発表したことがあるが
なお、スバルは昨年1月、東京オートサロンにて「4つのエレクトリックモーターを搭載して1,088馬力を発生し、ニュルブルクリンクを6分40秒で走る」ことを標榜したSTI E-RAなるコンセプトカーを発表したことがあり、しかしこちらは「見た目ほぼレーシングカー」。※経験則的に、スバルのコンセプトカーは市販車として実現することが多くはない
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スバルが東京オートサロンにて「STI E-RA Concept」「ソルテラ STI Concept」発表!STI E-RA Conceptはニュルを6分40秒で走ることを目指すようだ
| エレクトリック時代になってもスバルのAWD技術は健在 | スバルがエレクトリック時代のモータースポーツにどう関わるのかは興味のあるところ さて、スバルが予告通り、東京オートサロン2022において2 ...
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今回発表されたスバル・スポーツ・モビリティ・コンセプト(SUBARU SPORT MOBILITY Concept)とは大きくシルエットやディティールが異なるように見え、よって今回発表されるコンセプトカーとは無関係なのかもしれません。
加えてスバルは”日常から非日常まで意のままに運転し、いつでもどこへでも自由に走って行ける愉しさ””SUBARU SPORT価値の進化”という表現を用いているので、スバル・スポーツ・モビリティ・コンセプトは「シリアスなスポーツカー」というよりも「GTカー」的な性格を持つのかもしれません。
なお、スバルとトヨタはこれまでにも「86/BRZ」「bZ4X/ソルテラ」を共同にて開発してきた経緯があり、しかし86/BRZについては「次世代モデルを共同開発する計画はない」とも報じられ、よってトヨタはGR86を個別に開発し、スバルはBRZについても別の道を歩む可能性も(もしくは販売終了か)。
現時点ではなんとも判断はできないものの、もしかするとこのスバル・スポーツ・モビリティ・コンセプトが「次世代BRZ」である可能性も否定できず、続報を待ちたいところですね(10月25日にはスバルのYoutubeチャンネル経由にてカンファレンスが行われ、その際にはイベントの詳細が公開されるそうなので、追加情報のリリースが期待できる)。
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参照:SUBARU