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新型BMW5シリーズ(G30)正式発表。比較的無難なデザインで-62.14キロの軽量化

2016/10/13

新型BMW 5シリーズが発表に。
7代目となるG30 5シリーズですが、高張力スチール、アルミニウム、マグネシウムの使用にて62.14キロの軽量化を達成(事前に言われていた100キロには届かず)。
5シリーズという比較的コンサバティブなグレードであるせいか、外観において大きくは変更を行わず、また現行BMWに採用されているデザイン言語やコンポーネントを採用して比較的安定化路線を推し進めてきた感がありますね。

ヘッドライトは他の現行BMW同様にグリルとつながるデザインとなり、そのキドニーグリルは横長に形状になり、かつキドニーグリル内のルーバーはエアロダイナミクス向上のため、必要に応じて「開閉】することが可能に(下の画像は「閉じた」状態)。

Mスポーツパッケージも同時に発表され、フロントバンパーのエアインテークが大きくなりサイドスカートやリアバンパーにも変更が加えられてアグレッシブな形状になっています。
マフラーエンドは今までに見たことがないような形状で、ポルシェやランボルギーニで採用される「ブラック仕上げ」のように見えますね。
サスペンションの変更で車高が低くなり、ホイールが大径化(19インチ)するのは今までと同様。

こちらは標準モデル。
ずいぶんジェントルな感じですね。

サイズはやや大きくなり、先代に比べて全長で30.5ミリ、ホイールベースは5.08ミリ増加(後席足元が広くなっている)。
幅は7.62ミリ、高さは15.2ミリづつ大きくなっています。

エンジンはまず二種類でトランスミッションは8速AT(本国ではxDriveはオプション扱い)。
530iは2リッターターボ(4気筒)で現行比+8馬力の248馬力を発生し、0-100キロ加速は6秒(xDriveだと5.8秒)。
540iは直6ターボエンジンにて335馬力(こちらは現行比で+35馬力)と強力で0-100キロ加速は4.9秒(xDriveでは4.7秒)。

軽量化が最も大きなトピックとなりますが、オプションで用意されるアダプティブ・ドライブ・システム(ダイナミック・ダンパーコントロールも含む)も進化を遂げており、これまでの油圧からモーターにてアンチロールバーを調整することで機敏なハンドリングを実現。
xDrive(4WD)モデルには流行のリアアクスルステアリングも装着され、BMWではこれを「インテグラル・アクティブ・ステアリング」と称しています。

装着されるか?と話題になった自動運転についてはレーンキーピングアシストとトラフィックジャム・アシストにとどまっており、リモートパーキングの有無は不明。

北米での発売は2017年2月から。

製造風景の画像も公開されていますが、前後ストラット部分の色が変わっているのが確認でき、この部分は何か異なる素材が採用されているのでしょうね(カーボンファイバー?しかしここにカーボンを使用するというのは考えにくい)。
なお7シリーズでカーボンファイバーが採用される部分はサイドシル、A~Cピラーが主な部分であり、新型5シリーズとは構造がかなり異なるようですね(今のところ新型5シリーズではカーボンファイバーの採用はアナウンスされていない。画像は7シリーズのボディ構造)。

7-series-sedan-carbon

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