| 生産100台、そのうち右ハンドルは40台のみ |
シルバーストーン・オークションにて、「メルセデス・ベンツCLK DTM」が登場予定。
これは2004年にメルセデス・ベンツがドイツ・ツーリングカー選手権参加のためのホモロゲーション取得用として100台のみを発売したもので(カブリオレも60台発売されている)、エンジンは5.4リッターV8+スーパーチャージャーで出力は582馬力(CLK63ブラックシリーズの507馬力よりもパワフル)。
0-100キロ加速は3.6秒をマークし、これはメルセデスAMG GT Rの3.7秒よりも速い数字となっています。
ブラックシリーズよりもパワフルでレアな「メルセデス・ベンツCLK DTM AMG」が競売に
コンディションは新車なみ
今回出品されるのはさらにレアな「右ハンドル」で、これはわずか40台のみの製造となっており、そのため予想落札価格は最高で3300万円ほど、と非常に高価。
もちろん前後のワイドフェンダー、リアウイングは「純正」。
メルセデス・ベンツというと「高級車」のイメージがあるものの、ブラックシリーズしかり、直々にこういったワイルドなモデルを発売してくる、ということには驚かされます。
なお走行距離は12,070キロとのことですが、画像を見ると「新車」といってもいいくらいなんじゃないかと思えるほど。
オーナーがこのクルマを非常に大事にしていたこともわかり、もちろんこれまでのサービス記録も完全に残っているようですね。
エンジンカバーはカーボン製。
左右シリンダー部の中間にはスーパーチャージャーが鎮座していますが、これは現代のAMG製V8ターボエンジン「ホットインサイドV(Vバンクの内側に2基のターボがある)」と同じ構造ですね。※スーパーチャージャーはこの位置に取り付けるのが一般的ではありますが
室内も完全に「未使用」レベル。
ショルダー部にもスレやシワは無し。
なおドアの内張りやセンターコンソール、シートバックなどカーボンが使用される部位多数。
ステアリングホイール、シートはアルカンターラ仕上げに。
リアシートは取り払われ、「2シーター化」されているようです。