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メルセデス・ベンツ300SLの落札記録が更新。なんと予想落札価格の「倍」、4億1000万円

2018/08/04

| メルセデス・ベンツ300SLの相場が一気に「倍」に |

1963年製メルセデス・ベンツ300SLロードスターがオークションにおいて4億1000万円にて落札され、「300SLロードスターとしての落札記録」を更新。※クーペもでるを含めても過去最高
これは予想落札価格の「倍」に相当する価格での落札だそうですが、その理由としては「走行わずか1,372キロ」「1972年以降は未走行」といったところがあるとされており、もちろん予想落札価格はそれを含んだ価格であったものの、実際の市場では「予想以上に」低走行が評価された、といえそう。

なお、メルセデス・ベンツ300SLは昨年まで1億5000円前後が「落札相場」だったので、この1年でかなり価格が上がってしまったということになりますね。

オリジナルの純正パーツも多数付属

さすがに程度の良さが自慢だけあって付属品も当時のまま。
付属工具はもちろんのこと、

説明書や保証書、

木箱入りのトップまで。

このメルセデス・ベンツ300SLロードスターはずっとエアコン完備のガレージにて保管され、一度は再塗装されたものの、そのほかは未レストア(レストアされていないにも関わらず優れたコンディションを持つクラシックカーは非常に高い価値を持つ)。

内装も「未レストア」ではあるものの、非常に優れた状態を保っていることがわかります。

この個体は「最終モデル」に該当し(300SLクーペは1957年に生産終了、300SLロードスターは1963年5月に生産が終了している)、アルミ製エンジンブロックや4輪ディスクブレーキなど、それまでのアップグレードが「すべて詰まっている」ことも価値を上げたのでは、と評されています。

おそらくは「今後これ以上のコンディションを持つ300SLロードスターは出てこないであろう」という判断のもと、入札競争になったのでしょうね。

それにしても内装は素晴らしいコンディションを保っており、スイッチ類はまるで新車のよう。
いかに保存環境が良かったといえど、この状態を今に至るまで維持できるということは「基本的な品質が非常に高い」ということの証左なのだと思われます(品質が低ければひび割れたり酸化したりする)。

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