| 不具合内容は「ステアリング関係」ということで、発売前にわかりそうなものだが |
さて、メルセデス・ベンツは新型Sクラスを発売したところではありますが、すでにデリバリーした個体に不具合があったとしてリコールを実施。
影響を受けるのは全世界において1,400台だとされ、不具合の内容としては「インナータイロッド」つまりステアリング関連パーツです。
このパーツが「運転中のストレスに耐えることができない」ために破損の可能性ひいては事故の可能性があるとしてリコールと相成っているわけですが、発売早々、そしてフラッグシップのリコールに対し、メルセデス・ベンツが「申し訳ない」と異例の声明を出すことに。
新型メルセデス・ベンツSクラスは「ラグジュアリーの象徴」
上述の通り、Sクラスはメルセデス・ベンツのフラッグシップという位置づけで、そのために「持てる限りすべての技術が投入」されており、中でも安全性やドライバーアシスト、バージョンアップしたインフォテイメントシステム「MBUX」が大きな特徴。
これらによって「比類なき快適性」そしてストレスフリーなドライブを実現している、ということになりますね。
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なお、高級サルーンについてはそろそろ「フルエレクトリック」の時代へと突入することになろうかと思われ、メルセデス・ベンツも新時代へと対応すべくエレクトリックサルーン「EQS」を準備中。
こちらはメルセデス・ベンツのエレクトリックレンジ「EQ」の最上位モデルということになり、Sクラスとどういった差別化が図られることになるのかにも注目したいところですね。
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メルセデス・ベンツはSクラスのAMG版も投入予定
新型Sクラスについては、すでに「マイバッハ」が投入されており、次いで発表が予定されているのが「AMG」モデル。
おそらくは「AMG S63e」「AMG S73e」が追加されることになると思われ、これらについて興味深いのは「マイルドハイブリッド」ではなく「プラグインハイブリッド」ということ。
ついにメルセデスAMGも「パフォーマンス向上のために」プラグインハイブリッドを用いたモデルを投入するということになりますが、AMG GTブラックシリーズがニュルブルクリンク市販車最速の座を獲得したのと同様、おそらくメルセデスAMG S73eはポルシェ・パナメーラ・ターボSを大きく引き離し、「サルーン最速」としての地位を不動のものとするのかもしれません。
現在、メルセデスAMG S63eと思われるプロトタイプが幾度となく目撃されており、おなじみ「パナメリカーナ・グリル」を装備することで、AMG GT 4ドアクーペ並みのイカツいルックスを実現することになりそうですね。