| 価格は非公開、しかしこれまでの例から見て新車の倍以上なのは間違いない |
相変わらずブラバスは過激なモデルをリリースしてくる
さて、今や超富裕層御用達となったチューナー、ブラバスがメルセデス・ベンツGクラスをベースとしたコンプリートカー「ブラバス800XLP スーパーブラック」を発表。
この「XLP」シリーズはもともと2020年のジュネーブ・モーターショー向けに製作されたピックアップ・トラックですが、評判がよかったのか、その後もいくつかのシリーズが製作され、今回登場したのは「スーパーブラック」なる、内外装真っ黒の最新バージョンです。
ブラバス800XLP スーパーブラックはこんなクルマ
この「 ブラバス800XLP スーパーブラック 」はメルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデ)をストレッチ、そしてリフトアップした車体を持ち、全長はベースモデルに比較して69センチ長くなって5メートル31センチというロングサイズへ。
リアにはロールバー、そしてフロントにはケーブルウインチが装着されるというタフな仕様です(荷台にはスペアタイヤが載せられ、ルーフにはラックが組まれている)。
なお、リフトアップにはアルミニウム製のポータルアクスルを使用しており、これによって最低地上高は破格の49センチへと増加。
ホイールは22インチモノブロックHD、タイヤはもちろんオールテレーン。
ボディカラーは「もっともブラバスらしい」と評されるオブシディアンブラックメタリック。
リフトアップすることでシャシー各パーツが外からも見えるようになっていますが、これらについても「ブラック」ペイントがなされ、統一感を向上させているようですね。
外観以外の特筆すべき点はやはりそのエンジンで、メルセデスAMG製の4リッターV8ツインターボエンジンに大幅に手を加え、その出力は800馬力、そしてトルクは1000Nmへ。
2936キロのヘビー級にもかかわらず、ブラバス800XLP スーパーブラックは0-100km/hまでをわずか4.8秒で加速し、最高速度は210km/hというスペックを誇ります(重心が高くなったこと、タイヤの対応速度が高くないことから、リミッターによって最高速が制限される)。
エキゾーストパイプはフルカーボン製サラウンドつき、そしてLEDが組み込まれています。
このLEDライトは「ローンチアンビエンスライト」と紹介されており、エキゾーストシステム本体にはアクティブサウンドシステムが内蔵され、「スポーツ」モードでのダイナミックなサウンドに加え、「カミングホーム」モードでは近隣の住人に配慮した音量へと絞られるようですね。
ブラバス800XLP スーパーブラックのインテリアはこうなっている
そしてこちらがブラバス800XLP スーパーブラックのインテリア。
「マスターピース・インテリア」と命名されており、貝殻のダイヤモンドキルティングと「ヘリテージ」ブランド・パターンが施され、創業年と40年を超える歴史に敬意を表して、「77」の文字がエンボス加工されているようですね。
クロックは「パネライ」。
ちゃんとサンドイッチ文字盤が採用されています。
もともとシルバーやクロームだったパーツは「シャドークローム」へと変更され、全体的な統一感を高めることに(206個ものパーツを加工したらしい)。
ペダルもブラック、そしてフロアマットは貝殻キルトのレザーです。
ブラバス800XLP スーパーブラックを紹介する動画はこちら
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参照:Brabus