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IWCとメルセデス・ベンツGクラスとのコラボ腕時計誕生。サブダイヤルはゲレンデのDRLをイメージ、ケースバックはスペアタイヤカバー風【動画】

2023/09/15

IWCとメルセデス・ベンツGクラスとのコラボ腕時計誕生。サブダイヤルはゲレンデのDRLをイメージ、ケースバックはスペアタイヤカバー風【動画】

| ケースは「ゴールド」「カーボンコンポジット」のニ種類、いずれも時への耐性、強固さというGクラスの特徴を表現 |

カーボンケースの素材はカーボンセラミックブレーキにも使用されるCMC

さて、メルセデス・ベンツはGクラスをサブブランド化し、ひとつの「柱」に育てると報じられており、実際に「Gクラスのスペアタイヤ風のスーツケース」の意匠登録を行ったことなどが報じられていますが、今回はなんと高級腕時計メーカー、IWCシャフハウゼンとのコラボレーションによってGクラスをイメージした腕時計、ビッグ・パイロット・ウォッチ “AMG G63”(エディションGクラス)が発表されることに。※「限定」だと案内されているが、限定本数についてはアナウンスされていない

「アーマー・ゴールド」「セラミック・マトリックス・コンポジット」をケース素材に採用した2モデルが発表されており、それぞれどんな腕時計なのかを見てみましょう。

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ビッグ・パイロット・ウォッチ “AMG G63”(セラミック・マトリックス・コンポジット)はこんな腕時計

なお、IWCシャフハウゼンとメルセデスAMGとはパーツナーシップ契約を締結しており、これまでにもいくつかのコラボ腕時計を発売済み。

ただし注意を要するのは「メルセデス・ベンツとのパートナーシップ契約ではなく」メルセデスAMGとによる契約のみが締結されていることで、よって今回発表されたコラボ腕時計も標準モデルのGクラスというよりも「メルセデスAMG G63」をイメージした仕様を持っています。

まずこちらはセラミック・マトリックス・コンポジットケースを持つ「ビッグ・パイロット・ウォッチ “AMG G 63”(IW506201)」で、その価格は驚愕の660万円。

Mercedes-Benz-G-Class (2)

腕時計のデザインは堅牢性や実用性、そして時間の流れに左右されない「ストロンガー・ザン・タイム」という要素を重視してなされたといいますが、Gクラス、そしてベースとなるビッグ・パイロット・ウォッチともに「純粋に、機能だけを追求して誕生した」という共通項を持っています。

そしてメルセデス・ベンツ Gクラス最大の特徴でもある”堅牢性”を示すためにこのセラミック・マトリックス・コンポジットなる素材を採用したのだと考えられ(セラミック・マトリックス・コンポジットケースの採用はIWC初である)、そしてこの素材はほかの腕時計メーカーが多く採用する「カーボンを樹脂で固めたもの」とはやや異なり、母材にセラミックを使用しているのだそう。

Mercedes-Benz-G-Class (5)

この素材の開発はドイツ航空宇宙センターとの共同によって行われ、その結果「極端に硬く、衝撃の影響を受けない」というGクラスらしい特徴を持つことに。※このセラミック・マトリックス・コンポジット(CMC)はカーボンセラミックブレーキのディスクにも用いられている素材でもある

そしてセラミックを使用して成形するということは「焼成」が工程に含まれるということを意味し、この工程が含まれると(釜に入れて焼くという過程、歩留まり、切削などの問題で)極端にコストが上昇する傾向にあり、この特殊な素材が「660万円」という非常に高価な値付けの理由になっているのだと思われます。

Mercedes-Benz-G-Class (4)

搭載されるムーブメントはIWC自社製自動巻き「キャリバー52010」。

ちょっと面白いのはサファイアガラスを用いたシースルーバックに「メルセデス・ベンツGクラスのスペアタイヤケース」が再現されていることで、なかなかに茶目っ気のある仕様だと思います。

ストラップは両モデルともラバーに(Gクラスの内装にも使用される)マイクロファイバー張り、そして裏面にはタフなスチールプレートを連想させる「X」のエンボス加工入り。

ビッグ・パイロット・ウォッチ “AMG G63”(セラミック・マトリックス・コンポジット)はこんな腕時計

そしてこちらはビッグ・パイロット・ウォッチ “AMG G63”(IW501201)、希望小売価格は4,565,000円。

この「ブラックとゴールド」は先日発表されたメルセデスAMG G63グランドエディションを意識しているそうですが、このゴールドケースに使用される素材はアーマーゴールド」。

Mercedes-Benz-G-Class (10)

このアーマーゴールドはIWCが独自に開発を行った合金であり、これまで「傷つきやすい」といった課題を抱えていたゴールド(金)に対し、「硬さ、摩耗に強い」という特性をもたせたもの。

表面にはサンドブラスト(ブラシではないところは特筆に値する)とポリッシュ仕上げとを組み合わせたフィニッシュが与えられ、上品な印象を演出しています。

Mercedes-Benz-G-Class (9)

なお、この「ゴールド」「アーマー」についても、メルセデス・ベンツGクラスの「時の影響を受けない」「タフ」といった性質を表しているのでしょうね。

Mercedes-Benz-G-Class (8)

ケースやバックル等の素材以外はセラミック・マトリックス・コンポジットケース版と同一の仕様を持っており、やはりサファイアクリスタル製のケースバックには「EDITION G-CLASS」「STROGER THAN TIME」の文字がプリントされていますね。

Mercedes-Benz-G-Class (6)

ちなみにこちらがメルセデス・ベンツGクラスのスペアタイヤケース(カバー)。

Mercedes-Benz-G-Class (3)

なお、それぞれのモデルであっても3時位置のパワーリザーブ表示、9時位置のスモールセコンドダイヤルの「外周」はホワイト。

これはGクラスのLEDデイタイムランニングランプを表している、と説明されています。

Mercedes-Benz-G-Class (7)

IWC×メルセデスAMG 「エディションGクラス」を紹介する動画はこちら

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参照:IWC

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