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ルイス・ハミルトンがメルセデスで初優勝を記録したF1マシン、W04が競売に。超ハイノーズ時代のデザインは今見ると逆に新鮮

2023/10/10

ルイス・ハミルトンがメルセデスで初優勝を記録したF1マシン、W04が競売に。超ハイノーズ時代のデザインは今見ると逆に新鮮

| メルセデスAMG ペトロナスF1 W04の予想落札価格は最高で1500万ドル(現在の為替レートで22億4000万円) |

クラシックカー同様、F1マシンの落札価格も天井知らずで上昇中 

さて、ルイス・ハミルトンが2013年にはじめてメルセデスAMG ペトロナスF1チームで初優勝を飾った「W04」が11月にラスベガスにて開催されるオークションに登場予定。

2013年はミハエル・シューマッハの後任としてルイス・ハミルトンが(メルセデスAMG ペトロナスF1チームへと)移籍、ウィリアムズからトト・ウォルフを迎えるなど体制を一新して臨んだシーズンです。

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2013年はV8自然吸気エンジン「最後の」年だった

2013年はレッドブルとセバスチャン・ベッテルが圧倒的な強さを誇っていたためにメルセデスAMG ペトロナスF1チームは苦戦を強いられることになり、ニコ・ロズベルグはモナコとイギリス、そしてルイス・ハミルトンはこのW04にてハンガリーを制しています。

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ただしこのW04はタイヤへの負担が多かったといい、実際にルイス・ハミルトンはイギリスにて「タイヤ不調のため」ポールポジションを逃したことも。

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それでも前年に比較すると大きな進歩が得られ、コンストラクターズランキングではフェラーリを抜いてレッドブルに次ぐ2位につけるなど健闘を見せており(リタイヤやノーポイントが少なかった)、ドライバーズランキングだとルイス・ハミルトンは4位、ニコ・ロズベルグは6位という結果を残しています。

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車体サイズは全長5,094ミリ、全幅1,800ミリ、全高950ミリというサイズを持ち、搭載されるエンジンは2.4リッター自然吸気V8。

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なお、2013年は自然吸気V8エンジンの最終年であり、翌年からはハイブリッド規制が導入され、メルセデスAMG ペトロナスF1チームはこのレギュレーションを巧みに活用し翌年以降から「覇権」を握ることとなっています。

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メルセデスAMG ペトロナス「W04」はハイノーズ全盛期のF1マシン

なお、見ての通りこのW04は超ハイノーズ。

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F1におけるハイノーズの歴史は1998年のマーチ881(エイドリアン・ニューウェイが最初に設計に携わったマシン)に始まりますが、特にメルセデスはこのハイノーズを積極的に推し進めており、2011年にはピークに達します。

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ただしその後に発生した事故によってハイノーズの危険性が指摘されるようになり、そこでこの規制をクリアすべき導入されたのが「段差ノーズ(2012年)」。

2013年にはこの段差をスムーズにすべく改良がなされるものの、まだ「段差」が残っていることもわかりますね。

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F1は常にレギュレーションによる規制を受け、そして各チームがその抜け目を潜ろうとして発展していたという歴史(あるいは成功したチームのパッケージを取り入れてキャッチアップを図ってきた歴史)を持ちますが、この世代のF1マシンは比較的特異なルックスを持っていたと思います。

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参照:RM Sotheby's

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