| まさかのグリッドガール風美女が登場 |
ポルシェが「トップ5」セカンドシーズンにおける動画第二弾を公開。
今回は「ポルシェに取って、もっとも重要なレーシングカーのトップ5」となっており、ル・マンにおいて5回の勝利をあげたデレク・ベル氏がその5台のレーシングカーたちを紹介。
なお、ポルシェにしては「相当に」珍しく美女を登場させた動画となっています。
ポルシェは女性を前面に押し出すことが少ない会社であり、かつF1のグリッドガール廃止が話題となる中でこういった動画を公開したということについて、何か意図があるのかどうかは全く不明(グリッドガール廃止への抗議の意があれば驚きですが)。
ポルシェが「トップ5」動画新シリーズ公開。今回は「ベイビー・ドライバー」を迎え918スパイダーを紹介
え?ポルシェが?過去にジウジアーロと共同で4枚ガルウイングの車を製造し美女とともにショーに展示
この順位には異論ナシ
ベスト5はポルシェ911GT1。
21台が製造され、1998年のル・マンでは勝利を飾っていますが、ストリートバージョンが時折オークションにも登場していますね。
993世代の911をベースに改造された車で、外装パーツにおいても993からの流用があったり、とポルシェ市販車とレースカーとの距離が近いことを改めて感じさせる車。
続いて904カレラGTS。
生産は1964-1965年で、ラダーフレームを採用するなど「生粋」のレーシングカー。
エンジンは6気筒180馬力、そしてはじめて「GTS」の名称が与えられたクルマでもあります。
衣装は「当時風」ですが、ドイツの国旗をイメージしているようですね。
エアコン付きガレージで30年以上保管されたポルシェ904が競売に。外装やエンジンなど当時のまま
ポルシェが「GTS」の文字に込められた意味を語る。「本来はレースに出られる2シータースポーツカー」
そして次はポルシェ917K(1970)。
4リッター水平対抗12気筒、600馬力という高性能エンジンを搭載し、重量わずか800キロ。
最高時速はなんと時速340キロという、現代においても相当に速いレベルを誇るレースカーで、当時はとにかく圧倒的な強さを誇ったクルマであった模様。
917は数々のバリエーションがあり、ぼく的には「最も成功したレーシングカー」ではないかと考えています。
そしてベスト3はポルシェ962C。
こちらも917同様に猛威をふるったレーシングカーで1984-1994年にかけ74台が製造。
エンジンは2.65リッターから3.2リッターまでがあり、トランスミッションにPDKを搭載したレーシングカーとしても知られます。
なお当初のPDKは「使い物にならなかった」ものの、テストのために無理やり継続して搭載されたとのことですが(ドライバーとしては使用したくなかった)、今では「PDKでないと速く走れない」のが現状であり、PDKは大きく進化したということに。
予想落札価格は2億7000万円。デイトナ24時間で優勝したポルシェ962が競売に
ナンバーワンはやっぱりポルシェ550スパイダー。
1950年代の車ですが、高い人気を誇ります。
なお車名の「550」は設計番号を車名とするポルシェの通例に反し、「車体重量が550キロだったから」。
550スパイダーだけがドイツっぽくない衣装ですね(むしろアメリカっぽい)。
なお動画では各モデルのエンジンや内外装について詳しく解説を行っています。
https://www.youtube.com/watch?v=3k7pKQnynjE
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