| 外観については小変更にとどまり、最新デザインへとアップデート |
ポルシェ・パナメーラのフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルが目撃に。
スパイフォトを見ると特徴的な「左右繋がった」テールランプから、左右独立式のテールランプへと変更されているように見えますが、よくよく確認してみるとトランクリッド上のテールランプ部分は「偽装」となっていて、もしかすると先日のポルシェ・タイカンに施されていたカモフラージュのように「メルセデス・ベンツのクーペモデル風」を意識したのかもしれません。
パナメーラのモデルライフは8〜9年?
現行パナメーラは3年ほど前にフルモデルチェンジを行なっており、となると現在目撃されているプロトタイプが1年ほどのちに生産開始されるとなると「ちょうどいい頃のフェイスリフト」なのかもしれません。
ちなみにこちらは現行パナメーラのリア。
ポルシェは現行モデルについて、いずれも「左右テールランプが繋がった」デザインを採用しており、マカンもフェイスリフトにて同様の変更を受けています。
そしてその「左右つながり」テールランプを最初に採用したのが現行パナメーラですが、これは「繋がっている」といえども中央部分が「ブラック(718シリーズも同様)。
そして新型マカンのテールランプはこう。
なお、現行モデルであってもポルシェの「左右つながり」には2種類あって、ひとつはパナメーラ、マカン、911や718のように「PORSCHE」文字が外側にあるタイプ。
かつ、911、パナメーラ、マカンではテールランプのレンズに凹凸がある「3D形状」。
一方でカイエン、カイエンクーペの場合は「PORSCHE」文字がレンズ内部にあり、レンズ表面の凹凸がないタイプ。
今回のスパイフォトを見るとテールランプのレンズ表面に凹凸が見られるので「現行パナメーラ同様」の形状が維持されることになると思われます。
なお、現行パナメーラ、カイエン等のリアエンドは「911と同じデザインイメージを持たせる」ことでポルシェ一族であることを強調しているということになります。
911は「リアエンジン」という構造上、特殊なリアセクションを持ちますが、ルーフから滑らかに落ちてゆく傾斜を他のモデルにも与えることで「911を核とした」ファミリー構成を持たせているわけですね。
なお、テールランプの「左右つながり」は911だと930世代に登場したデザインで、964、993でも継続され、996と997では4WDモデルで採用されたデザイン。
そして最新の992では内外装の多くが「先祖返り」するとともにテールランプも全車「左右つながり」へと移行しています。
なお新型パナメーラのフロントも変更は少ないように思われ、ただしリアと同様に最新のデザインへと「微調整」されるようですね。
そしてポルシェにおけるフロントの最新デザインとは、こういった感じでグリルも左右繋がった形状、かつセンター部分に段差がつけられて一段低くなったもの。
VIA:CARSCOOPS