| ”世界有数”と言われるのはその車両だけではなかった |
オークションハウス、RMサザビーズが「これまでにない」規模のポルシェコレクションを競売に出品する、と発表。
これは車両30台を含む350点にも及ぶ壮大なもので、中には上の画像の「ポルシェ356リムジン」といった珍品も。
ただし全体的にはポルシェ愛が溢れんばかりの内容であり、ここでその一部を紹介したいと思います。
コレクションの内容は車体、パーツからゲームやポスター、アパレルまで
このコレクションの持ち主はジョン・ディクソン氏という人物で、同氏は高校生の頃、自分が運転していたアメリカンマッスルカーをポルシェ911が抜いていったことからポルシェに興味を持ち、その1年後に自身のポルシェ911を購入。
とくに1990年台にはポルシェにどっぷりと浸かり、主にその時期に、今回出品するコレクションを収集した、と紹介されています。
これらコレクションは「Taj Ma Garaj(タージマガラージ)として知られ、ここ数年で一般にも公開されてきたそうですが、グッズ、アートに至るまで世界中から集められてきたモノたちが所狭しと並んでいることがわかりますね。
車両の一部も今回発表されており、それによると1952年製ポルシェ356バイ・グレイザー、1957年製ポルシェ356AカレラGTスピードスター・コーチワーク・バイ・ロイター、1967年製ポルシェ911Sクーペ、1981年製ポルシェ924カレラGTSクラブスポーツなどなど。
さらにはホッケーやアーケードゲーム、ペナント、絵画、ミニカーも。
ロスマンズのポスターやポロシャツもありますね。
ガレージ用のリフトやタイヤも。
シャッターに描かれている絵はインド風というかアラビア風(本人の出身がそのあたりだったのかも)。
今回はジョン・ディクソン氏の奥さんと家族が出品元であるとされており、それを考えるとジョン・ディクソン氏はすでに亡くなっているのかもしれません。
壁面にもポルシェ911が飾られるほか、レーシングカーやトラクターも。
右の壁画には、ポルシェのエンジンフード(リア)がマンタ風に加工されて生物のように表現されています。
スティーブ・マックイーンがペイントされたフロントフード。
その右には「栄光のル・マン」と記された日本版ポスターも飾ってあります。
ポルシェの起源としてのフォルクスワーゲンコーナー。
ケベに描かれた絵もひとつひとつが意味のあるものだと思われ、じっくり見てみたいと考えるのはぼくだけではないはず。
ホイールやパーツ、様々なパーツが天井から。
「タージ・ガラジ」とは、おそらく「王(王冠)のガレージ」という意味になりそうですが、まさにその名にふさわしい内容だと思います。
VIA:RM Sotheby's