| ポルシェ・タイカンの加速性能、ブレーキ性能は驚くべきレベルにある |
ポルシェがタイカンの発表を目前にして、なかなかに刺激的なスタントを披露。
ポルシェにしては珍しく(少なくとも記憶にはない)空母の滑走路を使用し、かつ停止から速度を上げ、また停止するというアクションです。
使用した空母はUSSホーネット(全長265メートル)、そして挑戦するのは女性レーシングドライバーのシェア・ホルブルックさん。※彼女のツイッターはこちら
ポルシェはタイカンの加速とストッピングパワーを強調
そして今回行ったのは「停止状態から時速145キロまで加速し、そこから一気に停止する」。
これを265メートルのカタパルトの上で行うことになるわけで、よほどの加速力とストッピングパワー、そしてドライバーには度胸がないとできないワザ(失敗すれば海にドボン)。
そしてまずはエレベーターにて艦内からデッキへとタイカンが上昇してきます(もうこれだけでカッコイイ)。
そこからバックしてスタート位置につきます。
スタート位置はもちろん空母の一番うしろ。
けっこうラフな恰好のシェア・ホルブルックさん。
そして一気に加速!
145km/hに達したところで一気にブレーキ!
そしてバリアの前でビタリと停まるタイカン。
まだまだ距離には余裕があり、もう少し高い速度でも走ることができそうですね。
なお、停止から145km/hまで加速し、完全に停止するまでに要した時間は10.17秒となっていますが、タイカンはその車体サイズ、パフォーマンスに比較して非常に大きなブレーキを持っていて、もしかするとそれが必要となるほど車体が重いのかもしれません。
そしてシェア・ホルブルックさんにとって「狭いカタパルトを、空に向けて加速するのは初体験」であり、カタパルト表面は目で見たよりもかなり凹凸があったそうですが、タイカンは非常に安定しており、加速、ブレーキング時も高いスタビリティのおかげで不安はなく、むしろ快適だった、とのこと。
ちなみにタイカンの開発責任者、シュテファン・ウェイクバッハ氏は「成功してほっとしている。誰も海を泳ぐハメにならずによかったよ」とアメリカンジョークっぽいコメントを発しています。
VIA:Porsche
あわせて読みたい、ポルシェ・タイカン関連投稿
ポルシェ初のSUV、タイカンは9月4日に発表予定となっていますが、これまでにもいくつかの情報が公開されたりスパイフォトが登場したり。
ここでその一部を見てみたいと思います。