| 935クラブスポーツは「もっとも入手が難しい」ポルシェのひとつ |
ポルシェ935クラブスポーツの納車が開始され、その画像や動画がチラホラと登場。
ポルシェ935は昨年、ポルシェが「ファンへのクリスマスプレゼント」として限定販売をアナウンスしたもので、もちろんそのモチーフは「ポルシェ935”モビーディック”」。
加えてポルシェはこれに様々な(過去におけるレースのヘリテージをフィーチャーした)カラーリングを施持つ画像を公開し、いっそう「935クラブスポーツ」を盛り上げています。
ヴィジブルカーボンボディは「数千万円」プラス?
ポルシェ935クラブスポーツのボディパネルはもともとカーボン製だとされますが、この(カーボンの織り目が見える)エクスポーズド(ヴィジブル)カーボンボディについては、無塗装の状態でも美観を維持できるように特別に製作されたものと思われ、「数千万円」のオプションかと思われます(塗装前提のカーボンだと、織り目の方向や継ぎ目を気にせず製作できるが、無塗装だときっちり織り目を出さないといけない)。
なお、この個体はボディ前面をプロテクションフィルムにてフルラッピング済み。
カーボンむき出しボディの場合、いかに樹脂にてコートされているとはいえ、飛び石などで表面が傷つくと補修が困難となる場合や、補修してもその跡が目立つ場合があり、エクスポーズドカーボンボディこそ「プロテクション必須」なのかも。
935クラブスポーツの場合は「サーキット走行専用モデル」ということもあり、より飛来物が直撃する可能性が高そうですね。
ホイールセンターキャップは、昨年に公開されたときとは異なる形状を持っている模様(ナット状ではなく、ノブのようなものがついている)。
リアはかなりな長さにまで延長されていることがわかります。
エアロパーツは排熱、そしてダウンフォース獲得にフォーカスしていることも視覚的に判別可能。
935クラブスポーツのベースには911GT2 RSが採用され、エンジンは3.8リッター・フラットシックス、出力は700馬力。
トランスミッションは7速PDK、駆動輪は後輪のみで、競技専用に調整されたLSDが組み込まれています。
限定77台、価格は70万ユーロに設定されていますが、当然ながらすべて完売しており、「ポルシェ史上、もっとも価値の高い限定モデル」のひとつなのは間違いありません。※ポルシェの70周年記念車なので「7」が揃っている
上述の通り935クラブスポーツは公道走行ができない競技専用車ではありますが、おそらくは誰かが「公道走行可能な仕様」へとコンバートしてきそう。
935クラブスポーツは、すでにメディア向けに広報車が貸し出されているほか、例によって「転売」も登場しています(1億3000万円くらい)。
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こちらはエッセン・モーターショーにて出展されている別の個体。
VIA: DrGumoLunatic