| ポルシェのオプションは多岐にわたり、かつ非常に高額なことで知られる |
ポルシェが911カレラ系に設定しているオプション「スポーツデザインパッケージ」にリアウイングを追加しその画像を公開。
今までにもこのウイングを装着したプロトタイプが何度か目撃されており、さらにリアウイング以外のパーツはすでに選択できるようになっているためにさほど目新しくはないものの、一見すると「新型911」のようにも見えますね。※現時点で価格や装着可能時期は不明
なお、おそらく新型911カレラGTSは、標準にて(リアウイング抜きの)スポーツデザインパッケージが装着されることになりそうです。
スポーツデザインパッケージはこんな外観を持っている
そこでポルシェが911にオプション設定する「スポーツデザインパッケージ」ですが、これは前後バンパー形状が変更されるもの。
まず、こちらはノーマルの911。
そしてスポーツデザインパッケージ(672,223円)を装着するとこう。
横長基調のデザインから「ハの字(オメガデザイン)」へ。
なお、ポルシェ属するフォルクスワーゲングループでは、よりスポーツ志向のモデルに「ハの字」を与える傾向にあり、新型フォルクスワーゲン・ゴルフについても「ゴルフGTIまで」は水平基調、「ゴルフGTI TCRからゴルフR」はハの字デザインが与えられるようです。
新型ゴルフGTI/ゴルフRの情報がリーク。GTIは245馬力、GTI TCRは300馬力、ゴルフRは333馬力、そしてランボルギーニ風のデザインに
さらに追加にて「スポーツデザイン サイドスカート(177,223円)」も用意されています(わかりにくいですが、ボディカラー同色のサイドステップが追加されている)。
こちらはリアのノーマル状態。
スポーツデザインパッケージを装着するとこう。
ナンバープレートの位置が変更されてその下からエアが排出され、さらにディフューザー形状も変更されていることがわかりますね。
さらにスポーツデザイン サイドスカート、スポーツエグゾーストシステム(433,890円)を装着するとこんな感じ。
そして「スポーツテールパイプ(129,352円)なるオプションも(ただしこれを装着するとスポーツエグゾーストシステムを装着できない)。
ポルシェのオプションは複雑怪奇
なお、ポルシェのオプションには「通常オプション」と、その範囲を超える「ポルシェ・エクスクルーシブ扱いオプション」、さらにその上を行く「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア扱いオプション」とが存在。
エクスクルーシブ・マヌファクトゥアとはポルシェのパーソナリゼーション部門を指しますが、基本的に「手間のかかる」オプションはこの部門の扱いとなっているようです。
ちなみに以前は「ポルシェ・エクスクルーシブ」「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」オプションを選択すると納車までに時間がかかると言われたものの、今では通常オプションとさほど変わらない時間で製造が可能だそう。
下の画像はスポーツデザインパッケージのリアウイングをクレイモデルにて試作する様子ですが、クレイモデルを削る作業も今では人の手ではなく「CNC」課されているということがわかります。