| RWBポルシェにしては地味なほうだ |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2020/02/RWB-Porsche-911-carrera-9.jpg)
これまでに様々なポルシェ911のカスタムを行ってきた千葉県のチューナー、RWB(ラウヴェルト ベグリッフ/RAUH-Welt Begriff)。
代表の中井啓氏は顧客の要望を聞きながら、一台一台を自らの手によりカスタムすることで知られますが、この個体は「ナナサンカレラ(911カレラRS2.7)」風のルックスを持つ個体。
現在、中古車売買サイトBring A Trailerにて、オークション形式での出品がなされています。
細部にまでこだわったカスタムが魅力的
ベースとなるのは1987年製のポルシェ911、つまり930型(1974年~1989年)。
ただしカスタムにあたって一世代前の「901型(1964年~1974年)」までそのルックスが巻き戻されています。
![RWB-Porsche-911-carrera (8)](https://live.staticflickr.com/65535/49594059701_218a85a66d_c.jpg)
なお、ボディカラーはRWBによるカスタムを受ける前にこのライトイエローにペイントされ、その後に中井啓氏の手にて超ワイドフェンダー、ダックテールスポイラー、フロントフードが取り付けられている、とのこと。
搭載されるエンジンは3.2リッター・フラットシックス(6連スロットルへと変更済み)、エキゾーストシステムはFABスピード製のワンオフ品。
![RWB-Porsche-911-carrera (7)](https://live.staticflickr.com/65535/49594305877_2e51eb8a1c_c.jpg)
そのほかサンルーフとフューエルフィラーリッドが取り除かれてスムージングが行われ、助手席側のドアミラーとワイパーが取り外されるなど、細部に至るまでの軽量化も施されています。
ちなみに給油はフロントトランクを開け、その中にあるタンクへと直接ガソリンを入れるようですね。
![RWB-Porsche-911-carrera (6)](https://live.staticflickr.com/65535/49594305922_5c6a1ff1de_c.jpg)
フロントバンパーも交換されて大きなエアダムが取り付けられ、ボディサイドには「Carrera」の文字。
フロントウインドウそしてダックテールスポイラーには「RAUH-Welt Begriff」のロゴが入ります。
なお、ホイールは伝統の「フックス」デザインをが装着されますが、このリムの深さから見るに、おそらくはワンオフ。
ホイールサイズは17インチで、フロントタイヤは275/40、リアタイヤは315/35サイズの極太サイズです。
![RWB-Porsche-911-carrera (4)](https://live.staticflickr.com/65535/49593559918_c76f837092_c.jpg)
そのほかドアハンドルにはドリル加工、フロントフードにはラッチを廃したストラップ固定を用いるなど、随所に軽量化対策が見られます。
サスペンションには調整式を採用しており、とにかく「走り追求型」であることがわかりますね。
![RWB-Porsche-911-carrera (1)](https://live.staticflickr.com/65535/49594305972_504c2b1043_c.jpg)
このRWBポルシェの内装はこうなっている
そしてこちらは今回のRWBポルシェのインテリア。
外装同様にイエローを使用したものへと張り替えられていて、伝統的なチェック柄が用いられています。
ペダルやステアリングホイールはレースレディなものへ、シフトノブもポルシェ917スタイルの「バルサ材を使用した軽量品」へ(ショートシフターキット装着済み)。
![RWB-Porsche-911-carrera (5)](https://live.staticflickr.com/65535/49594059551_b606cd096f_c.jpg)
シートはバックレスト固定式のフルバケットへ、そしてリアシートも除去。
フットレストがスパルタンな印象を演出しています。
航行距離は約7,000キロ、現在はバンクーバーにて保管されている、とのこと。
![RWB-Porsche-911-carrera (3)](https://live.staticflickr.com/65535/49594059616_a2a53e8321_c.jpg)
VIA: Bring A Trailer