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930型911をベースに「ひと世代前の」ナナサンカレラ風へとカスタムしたRWBポルシェが中古市場に登場

2020/03/29

| RWBポルシェにしては地味なほうだ |

これまでに様々なポルシェ911のカスタムを行ってきた千葉県のチューナー、RWB(ラウヴェルト ベグリッフ/RAUH-Welt Begriff)。
代表の中井啓氏は顧客の要望を聞きながら、一台一台を自らの手によりカスタムすることで知られますが、この個体は「ナナサンカレラ(911カレラRS2.7)」風のルックスを持つ個体。
現在、中古車売買サイトBring A Trailerにて、オークション形式での出品がなされています。

細部にまでこだわったカスタムが魅力的

ベースとなるのは1987年製のポルシェ911、つまり930型(1974年~1989年)。
ただしカスタムにあたって一世代前の「901型(1964年~1974年)」までそのルックスが巻き戻されています。

RWB-Porsche-911-carrera (8)

なお、ボディカラーはRWBによるカスタムを受ける前にこのライトイエローにペイントされ、その後に中井啓氏の手にて超ワイドフェンダー、ダックテールスポイラー、フロントフードが取り付けられている、とのこと。
搭載されるエンジンは3.2リッター・フラットシックス(6連スロットルへと変更済み)、エキゾーストシステムはFABスピード製のワンオフ品。

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そのほかサンルーフとフューエルフィラーリッドが取り除かれてスムージングが行われ、助手席側のドアミラーとワイパーが取り外されるなど、細部に至るまでの軽量化も施されています。
ちなみに給油はフロントトランクを開け、その中にあるタンクへと直接ガソリンを入れるようですね。

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フロントバンパーも交換されて大きなエアダムが取り付けられ、ボディサイドには「Carrera」の文字。
フロントウインドウそしてダックテールスポイラーには「RAUH-Welt Begriff」のロゴが入ります。

なお、ホイールは伝統の「フックス」デザインをが装着されますが、このリムの深さから見るに、おそらくはワンオフ。
ホイールサイズは17インチで、フロントタイヤは275/40、リアタイヤは315/35サイズの極太サイズです。

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そのほかドアハンドルにはドリル加工、フロントフードにはラッチを廃したストラップ固定を用いるなど、随所に軽量化対策が見られます。
サスペンションには調整式を採用しており、とにかく「走り追求型」であることがわかりますね。

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このRWBポルシェの内装はこうなっている

そしてこちらは今回のRWBポルシェのインテリア。
外装同様にイエローを使用したものへと張り替えられていて、伝統的なチェック柄が用いられています。
ペダルやステアリングホイールはレースレディなものへ、シフトノブもポルシェ917スタイルの「バルサ材を使用した軽量品」へ(ショートシフターキット装着済み)。

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シートはバックレスト固定式のフルバケットへ、そしてリアシートも除去。
フットレストがスパルタンな印象を演出しています。

航行距離は約7,000キロ、現在はバンクーバーにて保管されている、とのこと。

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VIA: Bring A Trailer

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