| ポルシェの「スペース効率」はほかのどんな自動車メーカーにも負けないと思う |
ポルシェがそのニューモデル「タイカン・クロスツーリスモ」の発表に向けて続々とティーザー画像や動画を公開中。
今回公開されたのはタイカン・クロスツーリスモの居住性や収納性における開発プロセスを収めた動画で、それを紹介するのはポルシェのコンセプトカーとモックアップの製作チームを率いるクラウス・ベルンハート氏です。
その居住性や収納性能はこうやって決められていた
そしてこちらが居住性や収納スペースを決定したり調整したり検証したりするためのモックアップ。
前後に分かれているのはホイールベースを決定する際、「どれくらい必要なのか」を把握しやすくするためなのだと思われます。
そして同氏は実際に乗り込んでみて頭上スペースなどをチェック。
パノラミックルーフを装着すると頭上スペースに(ヘッドライナーがなくなるぶん)数センチ余裕が出ることになりますが、これは大柄な人が多い米国では特に重要視される要素です。
日本人からすると「そこまでしなくても」という印象はあるものの、ブガッティも(シロンにて)わずか数センチの空間を確保するためにオプションで「スカイビュー」を導入しており、「背の高い人には積極的に選んで欲しい」とも述べていますね。
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そしてこちらはレッグスペース。
こちらもかなり重要視される要素であり、たしかにフルモデルチェンジした車両については「レッグスペースが先代に比べて何センチ拡大」といった紹介がなされる事が多い模様。
そして近年のサルーンについては、後席の居住空間を拡大するためにホイールベースを拡大する傾向にありますが、となると最小回転半径が大きくなってしまい、これを解決するために(スポーツカーとはちょっと異なる理由で)リアホイールステアリングを取り入れる事例が増加しているように思います。
なお、実際に(セダンの)タイカンに乗ってみると、足元にバッテリーを敷き詰めているためか、パナメーラに比較するとフロアがかなり高いようにも思われ、これはEVにとって構造上「不利」なところかもしれません(その意味では、EVはセダンボディよりも、頭上を広く撮れるSUVとの相性が良いのかも)。
トランクスペースも重要事項のひとつ
こちらはトランクスペース。
ポルシェは昔から「パッケージングの妙」にてスペース効率を追求しているメーカーですが、もし「車体容積に比較してのトランクスペース効率」という数値があれば、それは自動車メーカー随一かもしれません。
たとえば911や718ボクスター/ケイマンはリアエンジンもしくはミドシップではあるものの、フロントに大きなトランクがあるのはもちろん、911だと後部座席があったり、718ボクスター/ケイマンだと比較的大きなリアトランクスペースを持っています。
とくに718ボクスター/ケイマンの(前後合わせた)トランクスペースの大きさは驚異的で、アルピーヌA110と比較すると「比べ物にならないほど巨大」だという印象。
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参照:Porsche