| ポルシェ911ターボがこんな音を出すとは |
正直、ここまでチューンするのはエンジンを壊しそうで遠慮したい
さて、最近ではポルシェ911ターボをチューンするショップも少なくなったように思いますが、その理由としては「クルマそのものがあまりに高度な制御を持つため、容易にはチューニングできない」「そもそもパワーが必要十分以上出ているのでチューンの必要がない」「今のユーザーはかつてのユーザーほど走りに熱心ではない」「チューニングして乗るよりも、大きくパワーアップしたニューモデルに買い替えたほうがいい」といった理由が考えられます。
それでもチューニングはやめられない
そういった状況にあっても一部のショップはけしてチューニングをあきらめることはなく、とことんそのパワーを追求する場合も。
今回はイギリスのチューニングショップがなんと991世代のポルシェ911ターボSを1000馬力オーバーにまでチューンしていますが、ESモータースポーツ社が開発した「ES1200+」パッケージを装着しているようですね。
そこでシャシーダイナモにて計測した結果、まず一発目は1,096馬力。
そして2回目はブースト圧を上げることで1,133馬力に達し、3回目の計測ではなんと1,209馬力をマークしています。
さらにESモータースではレース用の燃料を使用できるようにECUを変更することも可能で、実際にこの変更を加えた後に計測を行うとなんと出力は1,355馬力にを記録することになりますが、この仕様ではホイールスピンのために計測値が下がっている(つまり実際はもっと出ている)模様。
おそろしいことに、このレース用燃料向けのプログラムにはもうひとつのメニューがあるといい、そちらを使用すると驚愕の1600馬力を発生することも可能だとされ、1600馬力を発生するチューニングメニューが存在することにも驚かされますが、その出力に耐えうるポルシェ911ターボSの耐久性にも驚かされますね。
ポルシェ911ターボSがシャシーダイナモ上にて1,355馬力を発生する動画はこちら
動画を見ると、そのサウンドは「爆音」というよりはもはやジェット機。
いつどこでエンジンブローするかとドキドキハラハラものですが、もちろんエンジンブローすることもなく、しっかりと計測を行っています。
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