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なぜだッ!オプション満載のポルシェ911ターボSが「わずか」20万ドルまでしか価格が上がらずオークション終了。やはりこのボディカラーがマズかったのか・・・

2022/05/08

なぜだッ!オプション満載のポルシェ911ターボSが「わずか」20万ドルまでしか価格が上がらずオークション終了。やはりこのボディカラーがマズかったのか・・・

| クルマの売却価格はボディカラーに大きく影響を受ける |

もうちょっと濃いグリーンであれば、結果はもう少し変わっていたかもしれない

さて、オプション満載の2019年式ポルシェ911ターボSが「わずか」20万5000ドルでしか落札されなかったという珍事が発生。

ポルシェ911ターボSは「地球上でもっとも速い加速を誇る」クルマのひとつであり、このポルシェ911ターボSには顧客が指定するカラーにてボディを塗装できる「ペイント・トゥ・サンプル」ほか、エアロキット、ブルメスター・ハイエンドサラウンドサウンドシステム、カーボンファイバー外装トリムパッケージ、ティンテッドテールライトなど数百万円分のオプションが装着されている「新車購入時には非常に高額だった」車両です。

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いったいなぜこんなことに?

今回価格が上がらなかった理由は明白ではないのもの、そのひとつはこのボディカラーにあるのかもしれません。

このボディカラーは上述の通り顧客の指定によってペイントされたもので「オリーブグリーン」だと紹介されていますが、ブレーキキャリパーは(PCCBなので)イエロー、ボディサイドにはホワイトのストライプにイエローで「PORSCHE」文字が入ります。

ちなみにこのポルシェ911ターボSにはチュービ製のエキゾーストシステムが装備されており、走行距離はわずか6100マイル(9816km)にとどまる、とのこと。

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コンディションもよく、多数のオプションが装着されるにもかかわらず価格が上がらなかったのは、このカラーや配色がいまひとつ受けなかったのではと考えているわけですが、さらには「ポルシェとオリーブグリーン」との間に関連性を見いだせないことも入札が集まらなかった要素なのかも。

ちなみにポルシェのヘリテージカラーとして人気が高い「オークグリーン」や「アイリッシュグリーン」であればまた別の結果となった可能性もありそうです。※とくにオークグリーンはそのメタリック版とともにポルシェ一族に好まれていた。下の画像はオークグリーンメタリック

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奇抜なカラーは「吉と出るか凶と出るか」

なお、奇抜なボディカラーは(売却時に)かなりな高値がつくこともありますが、逆に大きく価値を損なう場合も。

たとえばフェラーリだと「レッド(ロッソ)」「ホワイト(ビアンコ)」が定番であり、それらのカラー以外は値がつきにくいとされているものの、時折グリーンやブラウンの個体が高値をつけることもあるようです。

その理由については定かではなく、しかし近年はネット上にて中古車を一斉に検索したり表示したりできるので、「レッドばかりの中に目立つ色があると」(他とは違う色を好むごくわずかな人の)目を引いたりするのかもしれません。

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参考までに、ぼくはフェラーリ296GTBのボディカラーに「ブルー」を選ぼうとしていますが(最終決定までにはあと数ヶ月くらいあるのでまだ決めてない)、売却時に「今回のポルシェ911ターボSのように値段がつかなかったら嫌だなあ」と思ったり。

買う前から売るときのことを考えるのは野暮ではあるものの、今回のような例を見ると「もしかすると」と考えたりもするわけですね。

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このポルシェ911ターボSはこんな内装を持っている

そしてこちらは今回落札されたポルシェ911ターボSのインテリア。

価格が上がらなかったもう一つの理由はこの「地味なインテリア」にあるんじゃないかとも考えていて、売却を意識するならば、もっと目を引くインテリアカラーや、ブラックがベースであってもコントラストが強いカラーを選んだほうが良かったのかもしれません(参考までに、アルカンターラは写真写りがあまり良くないので要注意)。

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ちなみにレザーに施されるステッチもオリーブグリーンだと紹介されており、これも標準オプションでは用意されていないため、相当なコストを支払ったものと思われます。

そのほかのオプションとしては、ヒーター付パワーアジャスタブルフロントシート、グレーのシートベルト、アルカンターラ張りサンバイザー、カーボンファイバー製ギアセレクターが装着されている、とのこと。

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参照:Car&Bids

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